――授業を受けていかがでしたか?
菅井:衝撃的な発明品をたくさん生み出す藤原さんはどういう方なんだろうとすごく楽しみにしていました。すごくお話が面白くて、自分のネガティブな感情から逃げずに発明品の力で笑いに変えていく姿勢が素敵だなと改めて感じました。
サーヤ:藤原さんがかつてピン芸人として活動していて、しかもひょっこりはんさんと同期というのに驚きました。大先輩だ…って(笑)。たしかにそう考えると、藤原さんの発明ってすごく芸人の発想ですよね。「こんな○○はいやだ」という大喜利に「ものづくり」で回答しているわけで。
ニシダ:「Forbes」誌の「世界を変える30歳未満の30人」に選出されたり、青年版国民栄誉賞を受賞したり、まずその実績が素晴らしいですよね。でもいざフタをあけたら、作っているのは「イヤホンを絡ませるマシン」という(笑)。本当に無駄なモノを作っているというところに魅力を感じました。
サーヤ:無駄を楽しむって、とても大人らしいことなのかもしれないなと思いましたね。アートとか、必需品じゃないもの、不要不急のものって淘汰されがちだけれど、一番必要なのかもな、って。
菅井:普通は見落としてしまうようなことに価値を見いだせる方は、心の余裕がある人でなければできない感じがして、すごくカッコいいなと思いました。
――今回の授業では「ネガティブをポジティブに変える」というテーマで「猫アレルギーの人でも楽しめる猫グッズ」のアイデアを考えましたが、実際に取り組んでみていかがでしたか?
菅井:自分も発明家になった気分を体験できて、楽しかったです。でも実際にこういう場で考えるとなると、全然アイデアが出てこなくて(苦笑)。改めて藤原さんの発想力のすごさを実感しました。
サーヤ:芸人って、嫌な思いをしても全部ネタにして話せるという、ある意味ムダのない生き方だと思うんですが、藤原さんの発明も「ネガティブをポジティブに変える」という点でとても発想が近いなと思いました。
――菅井さんにとって「カッコいい大人」とはどんな人ですか?
菅井:ぶれない軸をもってしっかりと意見を言える、嫌われることを恐れない人ってすごくカッコいいなって。時代はどうしても「人にどう思われるか」とか、「こう言ったら相手はこう思っちゃうんじゃないか」と気にしてしまうことがあって。それを乗り越えるためにがんばってきたので、そういう人に憧れています。
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