BTS、“ブレイク前夜”の活躍 “Vの顔入りうちわ”持つSUGAらの姿に絆を感じる<K-POP アイドルスタースポーツ選手権>

2023/04/27 07:10 配信

アイドル レビュー

2016秋夕“アユクデ”にてアーチェリーに挑戦したBTS・JIMIN(C)MBC

韓国で2月の旧正月と9月の秋夕(チュソク)と呼ばれる秋のお盆の時期に放送されている「K-POP アイドルスタースポーツ選手権」。“アユクデ”の略称でK-POPファンに知られている同選手権の2014年旧正月、2015年秋夕、2016年秋夕が、4月19日にディズニープラスで配信された。出場するのは、SUPER JUNIORSHINeeEXOB1A4BEASTBTOBZE:Aなど、その時代を代表するK-POPアーティストたち。アーチェリーや陸上競技、フットサル、バスケットボールなど、さまざまなスポーツに挑み、レベルの高い戦いを見せている。この3大会には2013年6月13日にデビューしたBTS(防弾少年団)も出場している。2014年は新人ということで出場種目も多くないが、年々増えていく状況に彼らの成長と勢いを感じる。今や世界的な人気アーティストとなり各メンバーの入隊も話題となる中、改めて新人時代の彼らの絆も確認できる番組となっていた。(以下、ネタバレがあります)

出場種目が男子60m走とフットサルだけだった初出場回


2014年旧正月の「アユクデ」に初出場したBTS。総勢230人が4チームに分かれ、BTSはピンクのDチーム。デビューから半年と少しということで超新人だったため、参加種目はわずか2つ。フットサルにJIMINが、男子60m走にJ-HOPEとJUNG KOOKが出場した。この時のJIMINは髪が黒かったため分かりにくいかもしれないが、サッカー経験者が多い中でわりと長めに起用されている。そして、男子60m走に出場した2人も健闘。駿足で知られるJUNG KOOKは、運悪く優勝候補のバロ(B1A4)と同じ予選グループになってしまったため、残念ながら決勝には残れなかったが、その後の活躍を予感させる走りを見せた。

のちにドラマ「花郎(ファラン)」でVと共演するパク・ヒョンシク(ZE:A)やミンホ(SHINee)も出場しているので、花郎ファンにとっては胸熱かも。また、そのフットサルに出場しないVが、なぜか関係のないCチームのベンチに座っており、監督が注目された瞬間にカメラに映り込むのもポイント。

BTSが伝説を作った男子400mリレーに初参戦!


2015年秋夕の「アユクデ」では、黒の「社長は誰だ?」チームに所属し、出場種目が3つに。入場シーンから「急浮上中の新人たち」と紹介されたり、J-HOPEがカメラに抜かれるなど注目度がアップしている。最初に登場するのは男子60m走のJIMINだが、またも優勝候補のバロと同じ組に。バロのすぐ隣の2レーンで必死に食らいついていく勇姿を見ることができる。

次はBTSの旅行バラエティー番組「IN THE SOOP シーズン2」でもシュート成功率の高さを見せているSUGAが、バスケットボールに出場。試合開始直後から2得点連続でシュートを決め、解説者に「激甘料理のように砂糖がどんどん入ります」とお褒めの言葉をいただく場面も。周囲は先輩だらけのため、気を使う様子も見られたが、決勝戦でも重要な得点を決めるなど活躍している。

最後は番組のトリを飾る400m男子リレー。走者はJIMIN、V、J-HOPE、JUNG KOOK。2位でバトンを受けたアンカーのJUNG KOOKが一瞬の隙に1位を抜き去り、0.81秒差で1位に。バスケに加え、リレーも金メダルを獲得したことで注目度が一気に上がり、閉会式はカメラに抜かれっぱなし。所属する「社長は誰だ?」チームが優勝すると、RMが司会者に即興ラップをリクエストされ、照れながらも即座に披露。アーティストとしての能力の高さも見せつける大会となった。