岩田剛典“新名”の妻への優し過ぎる気遣いが心苦しくさせる<あなたがしてくれなくても>

2023/04/21 11:34 配信

ドラマ レビュー

岩田剛典“新名”の切ない境遇に反響(C)フジテレビ

奈緒が主演を務める木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系) の第2話が4月20日に放送された。心のすれ違いが続く2組の夫婦の姿に反響は大きく、Twitterのトレンド入り。その1人、みち(奈緒)の上司・新名(岩田剛典)の悲しみは視聴者の心を揺さぶった。(以下、ネタバレを含みます)

妻とのレスに悩む新名


同ドラマは、2017年から漫画雑誌「漫画アクション」にて連載をスタートし、2018年には電子書籍「めちゃコミック」の年間ランキング1位を獲得したハルノ晴の同名コミックが原作。セックスレスをテーマに、問題を抱える2組の夫婦が出会うことで崩れていく夫婦関係や複雑にもつれていく関係を描く禁断の恋愛ドラマとなる。

主人公で建設会社の営業課で働く32歳の吉野みちを奈緒、その夫でカフェの雇われ店長をしている陽一を永山瑛太、みちの会社の上司・新名誠を岩田、その妻でファッション誌の副編集長に就任したばかりの楓を田中みな実が演じる。

みちに自分もまたパートナーとセックスレスになっていることを告白した新名。第2話は、そんな新名の悲哀も注目された。

女性がキャリアを積むことの難しさに直面している新名の妻・楓


新名の妻・楓は、今がキャリアの正念場だとプレッシャーを感じながら、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々。自宅に帰るのも遅く、新名と顔を合わせないまま、出社することも。

ある日、編集長の川上(MEGUMI)から来年には独立を考えていると明かされる。「なんで男はさ、仕事して遊んで、浮気なんかもできちゃうのに、女が出世したいと思うと仕事だけになっちゃうんだろうって。結婚したり出産したりするとさ、会社って親切なふりして時間に余裕のある部署に回そうとするじゃん。でも、そういう女の必死さってさ、わかんないんだよ。油断したら足をすくわれる怖さ、積み上げてきたキャリアを一瞬で奪われる危機感」と語る川上。

そんな川上の「旦那とかさ、のんきに見えない?」との問いに、楓は苦笑しながら「たまに…」と返した。