この連載で書いたかもしれませんが、以前、田辺さんがあえて破れて穴が開いているダメージ加工されたGジャンを着てきたとき、私が「来る前に戦ってきたの？」と大笑いしたことがありましたね。その後、私が調子に乗って食べ放題のソフトクリームを食べ過ぎて、「寒い…寒い…」と震えていると、
田 辺 「あんたバカだね！」
そう言いながらそっと田辺さんはGジャンを着せてくれました。あの瞬間は恋でした。他にも最近ですと、あんりちゃんと私の二人で本社のトイレで手を洗っているときに、
酒 寄 「ねえねえ、マクドナルドのバーガーで一番何が好き？」
あんり 「ダブルチーズバーガーですね！酒寄さんは？」
酒 寄 「私はフィレオフィッシュ」
？？？ 「私はエグチ‼」
あんり 「何⁈」
突然個室の扉が開いて、田辺さんが「私はエグチ‼」と叫んで乱入してきたのです。
あんり 「びっくりした！知らない人だったら滅茶苦茶怖かった」
酒 寄 「一瞬、江口さんの自己紹介かと思った」
田 辺 「エグチだよ！エグチ一択！待って、バーガーだよね？ポテトは入らないよね？」
気にせず喋り続ける田辺さんは、インパクトのある登場と共に自己紹介ソング「私はエグチ‼」を歌い上げるミュージカルスターに見えなくもなく、その姿に私は恋をしなかったかというと嘘になります。
田 辺 「あんなに美味しいハッシュポテトを朝しか出さないマックはすごいよ！」
…記憶は記憶を呼びます。こんなこともありました。田辺さんが忙しい中、時間を作って私の息子に会いに来てくれたことがありました。会う直前にうっかり私が、「あなたに会いたい人が来てくれたよ」と勿体ぶった言い方をしてしまった為、
息 子 「おじいちゃんとおばあちゃんだ！」
息子は盛大な勘違いをしてしまい、田辺さんが「はーい！」と登場した時に
息 子 「おじいちゃんとおばあちゃんじゃないじゃん！」
と、ちょっと落胆すると言う田辺さんには申し訳ない再会になってしまいました。田辺さんは息子と一緒にタクシーに乗りながら、
田 辺 「表参道のマーラーカオをあげたのは誰？そう！私！田辺さんよ」
田 辺 「今みたらしちゃん（息子のあだ名）と一緒にタクシーに乗ってるのは誰？そう！田辺さん！」
田辺さんはかぎりある時間を使って絶対に答えが「田辺さん」になるクイズを息子に出し続けました。
田 辺 「ぼる塾で一番みたらしちゃんのことを考えてるのは誰？そう！田辺さん！」
酒 寄 「母親の私だよ」
田 辺 「そうだ！みたらしちゃん！今日お家に帰ったらあんたのパパに田辺さんがいた！って言いな」
酒 寄 「それ言わせてどうするの？」
田 辺 「みたらしちゃん！田辺さんいた！って言うのよ！ね！」
息 子 「…」
息子は途中から田辺さんを無視していましたが、別れるときはきちんと「バイバイ！」と大声で言っていたのでほっとしました。
夫 「今日は楽しかった？」
息 子 「田辺さんがいた！後、おじさんもいた！」
夫 「おじさんって誰？」
帰宅後。息子は田辺さんとの約束を守ってきちんと夫に報告していました。おじさんは恐らくタクシー運転手さんのことだと思います。私は息子が約束を守ったことを田辺さんに連絡しました。
田 辺 「みたらしのいる所には田辺さんが現れるって旦那さんに植え付けるの！」
酒 寄「植え付けてどうするのさ」
田 辺「わかんないよ！私はどうしたいんだろうね？」
田辺さんったら、おもしれ〜女！一緒にいると、私は何度でも田辺さんに恋に落ちることでしょう。すみません！気づいたら私ばっかり恋してますね。田辺さんも素敵な恋をしてくださいね！
この記事の関連情報はこちら（WEBサイト ザテレビジョン）