ココリコの田中直樹が、4月22日に神奈川・横浜 象の鼻テラス・象の鼻パークで行われた「アースデイ WITH ナショナル ジオグラフィック OCEANS TOMORROW」のパネルディスカッションに登壇した。
「アースデイ WITH ナショナル ジオグラフィック OCEANS TOMORROW」は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が運営するナショナル ジオグラフィックが“地球環境について考える日”として提案された記念日“アースデイ”に合わせて、海洋生態系を探求するイベント。「分かち合い 響き合い 造り合う」をテーマに、4月22日・23日の2日間にわたって開催されている。
また、地球と人類の未来について考えさせれる作品「アバター：ウェイ・オブ・ウォーター」を4月21日より一部映画館で再上映。ディズニープラスでは同21日から『「Magic of Disney’s Animal Kingdom ディズニー・アニマルキングダムの魔法」シーズン2』など、動物の世界をのぞくことができる作品の配信がアースデイにあわせて行われている。
芸能界随一の“海洋生物”好きの田中が司会進行役も務めてイベントがスタート。田中の他に3人が参加。まずは、スリランカの海洋生物学者で自然保護活動家のアーシャ・デ・ボス氏。そしてNPO法人“海辺つくり研究会”理事として全国の海辺の環境再生に協力している木村尚氏。もう一人は、漁師を営みつつ「かねよ食堂」を経営して子どもたち向けの漁業体験などを開催しているジョン氏だ。
田中は「私はサメが好きです」と言い、「サメは500以上の種類があって、サイズも小さい子からジンベイザメのように10mを超えるものまであります。魚の中でも珍しい種類というところにも引かれて、どんどんサメに興味を持つようになりました」とその理由を明かす。
木村氏は「見た目がかわいくて好きな魚や、フグやスッポンなど食べて好きというのもありますが、一番好きなのは人間です。こんな面白いものはないですよね」と答えた。ジョン氏は気に入っている生き物として「タツノオトシゴ」を挙げた。
アーシャ氏が「シロナガスクジラ」を好きな生き物と答えると、田中は「ずっと昔からスリランカでシロナガスクジラを見たいという思いがあります。見る時に気を付けないといけないことは何ですか？」と質問。
それに対してアーシャ氏は「距離を取ることが大事」と答え、「海は私たちのものではなく、巨大なクジラたちのお家なんです。もし自分が家にいて、突然誰かが入ってきたらどう思いますか？うれしくないですよね。リスペクトを持って接することが大事です」と、分かりやすく説明した。
他に、気温の変化によって海の中の生態系に変化が起こっていることや、濫獲によって生物が減っていることなど、世界規模で問題となっていることについてもそれぞれの立場から考えを伝えるなど、観客も4人の話を興味深く聞いていた。
◆取材・文＝田中隆信
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