A.B.C-Z戸塚祥太、4年ぶりの舞台「BACKBEAT」再演に成長実感「心さえ乾いていなければいつだって青春」

2023/04/24 04:00 配信

芸能一般 会見

舞台「BACKBEAT」の公開ゲネプロ及び取材会に出席した(左から)尾藤イサオ、上口耕平、辰巳雄大、戸塚祥太、加藤和樹、JUON、愛加あゆ

A.B.C-Z戸塚祥太が4月23日、江戸川区総合文化センターで行われたビートルズ創成期のドイツ・ハンブルク時代を描く舞台「BACKBEAT」の公開ゲネプロ及び取材会に出席。2019年以来の再演となり、戸塚、加藤和樹辰巳雄大ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平尾藤イサオが再集結。新キャストに元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆが脇を固める。戸塚は「バンドメンバーに再会した初日から、これを求めていたんだ、人生の中でもう一度これをやりたかったんだ、という想いが出てきました。心さえ乾いていなければいつだって青春だなと思います」と意気込みを語った。

2019年以来4年ぶりの再演でビートルズの創成期を描く

同作は、英ロックバンド、ビートルズの創成期を描いた、イアン・ソフトリー監督による同名の伝記映画を舞台化。結成当初のベーシストでビートルズのメジャーデビュー前にバンドを去ったスチュアート・サトクリフと、スチュワートとは学生時代からの親友だったジョン・レノンにスポットを当て、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、ピート・ベストらが伝説のバンドになっていく様を描く。

再演で成長実感

4年前の公演ではギター弾けなかったと言う辰巳は、今ではギターソロをこなせるまでに成長を遂げ「ガッツリ、ジョージ・ハリスンになれる時が来ました」と自信を覗かせ「ギターリフを弾かせていただけるようになって、バンドの音楽が本当に変わったなと感じています」と声を弾ませた。

舞台「BACKBEAT」の公開ゲネプロ及び取材会に出席した(左から)尾藤イサオ、上口耕平、辰巳雄大、戸塚祥太、加藤和樹、JUON、愛加あゆ

再演と言うこともあり、パワーアップした公演が期待されるが、戸塚は「4年前も最善を尽くしましたし最高のBACKBEATを届けられたと思っています」と前置きした上で「さらに時を経て、熟成された、しかしみずみずしい、大人なのに若い、そういった矛盾しているようなものが一つの場所に出せています。4年間を経たサウンドと、それに負けじとスピード感をもって進んでいくお芝居、ふたつを見届けてほしいです」と呼びかけた。

会見ではこれまでのブランクを全く感じさせない和気あいあいとしたチームワークの良さが滲み出ていたが、加藤は、「この作品をやるのって本当に大変で、誰もが欠かせないピースですし、覚悟をもって再演に挑んでいます。次があると思うとどこかで甘えが出てくると思うので、これが最後という気持ちはなくすことなく一瞬一瞬に命を懸けていきたいと思います」と決意を新たにしていた。

プレビュー公演が4月23日に江戸川区総合文化センター大ホール。本公演は4月28日に兵庫県県立芸術文化センター阪急中ホールで初日を迎え、熊本、大阪での公演を経て、5月24日から31日まで、東京建物 Brillia HALLで上演される。