日本KRUMP界の先駆者としてTOPに君臨するTwiggzを筆頭に、KRUMPを新たな次元へと昇華するべく、強い絆で結ばれた「家族」と呼べる仲間たちと世界を舞台に活躍するTwiggz Fam。EXILE TRIBEにもメンバーを輩出しているモンスターグループが、7月30日(日)に開催される「DanceFact OPENING SPECIAL EVENT」にゲスト出演が決定。今回はリーダーのJUN a.k.a TwiggzにショーケースでKRUMPをかます6人のメンバーや10代ダンサーへのアドバイスを語ってもらった。
――「Dance Fact」初登場ということで、改めてTwiggz Famについて教えてください。
Twiggz KRUMPを作ったTight Eyezから認められているFAMILYで、日本でKRUMPを広めることと、KRUMPを通して社会活動を行なっています。EXILE TRIBEにアーティストを輩出したり、世界ではあまり浸透してなかったKRUMPのショーケースを発信して、日本の大きなダンスコンテストで優勝や「WORLD OF DANCE」という世界大会で3位に入賞しました。KRUMPが一般に浸透していく中で、KRUMPのアングラな部分やカルチャーなども正しく伝える責務を背負っています。世界に発信できるコミュニティをしっかり作っているFAMです。
――7月30日の「DanceFact OPENING SPECIAL EVENT」に、Twiggz Famのマインドを継承した6人がショーケースに登場します。Twiggzから家族紹介をするつもりで、メンバー紹介をして頂きたいです。まず、Baby Twiggzからお願いします。
Twiggz 今回出演する6人の中で1番古いメンバーです。僕がロスに行っていたとき、小林直己 a.k.a Jr Twiggz(EXILE・三代目J Soul Brothers)にレッスンを引き継いでいたんですけど、その頃からいるので、10年くらい僕の元にいます。今は※®AG POUNDのメンバーにも選ばれましたし、Twiggz Famをまとめるリーダー的支柱です。KRUMPに対しての責任や理解も深いので信頼してます。
※JUN(Twiggz)・AKIRA・NAOKI(Jr Twiggz)・GUN(Boi Twiggz)・REO(Lil Twiggz)・MANDY(Monsta Twiggz)・SHUN(Baby Twiggz)・SHU-TO(Soulja Twiggz)からなるKRUMPチーム
――同じ®AG POUNDのメンバーのSoulja Twiggzはどうですか?
Twiggz 6年くらい前に、佐野玲於 a.k.a Lil Twiggz(GENERATIONS)が「おもしろいやつがいるんですよ!」って連れてきたんです。元々HIPHOPをやっていたのもあって、センスもあるし、おしゃれだし、自分のキャラクターを理解している子でした。キャラクターを持つことはKRUMPにとって重要なので、最初からはまってましたね。右腕がBaby Twiggzだとしたら、Soulja Twiggzは左腕というくらい信頼してます。
――続いてGeneral Twiggzについて聞きたいのですが、事前に調べたら筋肉画像がたくさん出てきまして・・・
Twiggz そうですね(笑)。Twiggz Famの筋肉番長です(笑)。彼は入ってまだ3、4年くらいかな。真面目なやつなんですけど、最初はKRUMPERとしても人としても成長して欲しかったので厳しく接していましたね(笑)。でも、KRUMPを通して関りを持っていくうちにどんどん成長しました。今では信頼し任せられる1人です。海外で踊ってもドープだって言われるようなKRUMPをするんですよ。見てておもしろいですし、今1番伸びていると思います。
――続いてKid Twiggzはどうですか?
Twiggz 周りからの信頼感も厚くて、ちゃんと頭で考えて動けるので気が利きます。そういう性格が分かるKRUMPを踊りますね。去年の「KING OF BUCK」の優勝者なんですけど、海外のKRUMPERにも認められて、海外のKRUMP FAMILYにも所属してますし、信頼している1人です。スタイルはシャープで無重力って感じですね。空間の使い方がエグいです。そういうところを見てもらえるとおもしろいかも。
――続いてGutta Twiggzについてお願いします。
Twiggz Twiggz Famで、1番新しいメンバーです。彼は大学からKRUMPを始めて、持ち前のスキルと集中力で頭角を現しました。チームとかに属さず、一匹オオカミな感じで活動してたんですけど、僕もジャッジとかで見て気になってたんで、将来どうするか聞いたんです。そしたらモチベーションが高かったんで、Twiggz Famで活動してみないかと声をかけました。活動していくうちにFAMのみんなに認められたメンバーです。
――最後にRowdy Twiggzはどうですか?
Twiggz メインメンバーの中では一番若いです。3、4年くらい前からレッスンに来ていたのですが、最初はダウンアップすら取れなかったし、まぁー踊りのセンスがなくて(笑)。でも、何かのタイミングで一気に化けました。ハットムーブのキルオフっていう必殺技のレパートリーが多くて、動きの質感がいいですね。ハットだけじゃなくベーシックな部分もいいし、これからもっと伸びる若手です。
――Twiggzさんが10代のときの話を聞きたいのですが、どういう10代だったのですか?
Twiggz 八方美人な子だったかな(笑)。中学生のときにダンス甲子園という番組が盛り上がってて、マネしてダンスをやってました。高校の学園祭でダンスの作品を3年連続作って優勝させたり、とにかくダンスが好きな子でしたね。本格的にダンスを始めたのは19歳くらいのときで、スタジオに通ったんですけど、当時はジャンルって意識がなくて、HOUSE、POP、LOCKもやりましたし、スタジオにあるレッスンを全部受けてました。あとは、発表会に出たし、クラブで踊ったり、仲良くなったダンサーと大会に出たり、楽しくダンスをしてた10代です。
――Twiggzさんはダンスコンテストのジャッジもやっていますが、10代で気になるダンサーはいますか?
Twiggz もう20歳になっちゃいましたけど、ぶっちぎりでYuseiですが、今の10代はいいダンサーが多すぎて選べないですね。BEAT SOLDIERのメンバーもいいし、Shigekixもすごいし、K.A.K.BのAYANEとか女の子たちもすごい。1人には絞れないですよ(笑)。
――最後に今の10代のダンサーに向けて、コレはやるべきというアドバイスはありますか?Twiggz えー! 全然ないですよ(笑)! 環境も恵まれてるし、センスある子もいっぱいいるし、なんなら僕よりうまいし、自分のキャラクターを理解してるし、言うことないです。あるとすれば、ずっとダンスでやっていきたい子は、逆算して人生を考えて欲しいです。1年後の自分、3年後の自分、5年後の自分がどうなっていたいのかというビジョンがあれば、それを実現するための人生設計を考えればいいので、ダンスで結果を出すのも明確にしやすいと思います。あとはダンスで食べていくって決めたら、あきらめなければ絶対に結果がでるので、頑張ってほしいです。
撮影●下田直樹 取材・文●野沢達也
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