あるときはモデル、あるときは俳優、かっこいい妻、子どもと友達感覚の母、時代の先端をいくファッションリーダー、勢いたっぷりのYouTuber…仲里依紗について、いったい、どう形容したらいいのだろう?VOGUE JAPANチャンネルで先日公開された「仲里依紗がパリコレ初参戦! ディオールのショーが開催された1日に密着」でのビシっと決めたかっこよさと、自身のYouTubeチャンネルにアップした「パリでのドタバタの9日間を密着Vlogしたけどパリに忘れ物した事発覚してまじ大事件」のハジケっぷりのギャップが、また面白い。多方面で連日、休む間もない活躍を繰り広げているのが仲だ。
俳優としては、2021年に鈴木亮平主演の日曜劇場「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)に登場したことも記憶に新しい。循環器内科医・高輪千晶を快演し、実力派役者としての存在感をしっかり見せつけた。
物語が進むにつれ、鈴木扮(ふん)するMER(=モバイル・エマージェンシー・ルーム/オペ室を搭載したERカーで、重大事故・災害・事件現場に駆けつけ、いち早く救命処置を施す都知事直轄の医療チーム)のチーフドクター・喜多見幸太との関係性がより強く浮き彫りになってくるところにも、手に汗握るスリルがあった。そんな喜多見チーフと千晶は元夫婦だった。そしてヨリを戻し、再婚。千晶の体には新しい命が宿っている。
4月28日(金)から全国の映画館で公開される「TOKYO MER」初の劇場版は、予告編からしてかなり千晶をフィーチャーした場面もありそうなので、作品ファンのみならず期待感は高まるばかり。母になることで心境には変化も加わっていくはずだ。「考えるより前にまず行動。人命救助に理屈はいらない」的な熱血漢・喜多見と、沈着冷静な千晶の対比は、物語にさらなる深みを加えてくれるに違いない。
なお、連続ドラマ版の「TOKYO MER」はディズニープラスで世界へ向けて配信もされている。現在はほかにも世界配信されている日本のテレビドラマがあるが、ディズニーが初めて世界に配信を行った作品は本作。世界基準での、壮大な人命救助ストーリーなのだ。
“気鋭”でフレッシュなイメージもある仲だが、そのキャリアは20年近い。13歳の時、少女マンガ誌「ちゃお」(小学館)のオーディションで特別賞を受賞したことをきっかけに芸能界入りを果たし、ファッション誌「CANDy」(白泉社)の専属モデルとしても活躍。
2006年にはアニメ映画「時をかける少女」で主人公・紺野真琴の声を担当するだけでなく、2010年公開の実写映画版でも主演を務めた。この2010年にはまた、彼女にとってもう一つのエポック・メイキングな一作となったであろう映画「ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-」で、“ダークヒロイン”ゼブラクイーン役を見事に体現。ファンに強烈なインパクトを与えた。
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