東郷の優しさに触れた綾華は、出なくてもいいと言われていた東郷の祖母の米寿を祝う会に出席。格式ある集まりにぴったりの美しい着物姿で、「東郷さんにふさわしい妻になれるよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします」と落ち着いたあいさつを。その様子に東郷の両親や祖母も喜んでいた。
結婚は、互いの家族に寄り添うことも必要になる。家族を大事に思う綾華、家族がプレッシャーにもなっている東郷にとって、今回のことは大きなものであっただろう。偽装の2人ではあるが、その優しさが胸を打つ。
米寿を祝う会の帰り道、東郷は「一緒に住まないか」と提案。家族にバレないようにとのことだが、続いた「自転車移動でお前に倒れられたら困る」という言葉には気遣いもにじんでいた。「まぁ豪邸に住むのも経験としては悪くないか」と答える綾華に、「街を歩くときは手をつなげ」と手を差し出した東郷。ツンデレぶりが愛おしい。
“メリット”のために結婚した綾華と東郷は、“契約”の元で少しずつ互いを理解していく。愛のない2人に、愛が生まれる瞬間を見守る醍醐味(だいごみ)を堪能できる本作。SNSでも反響は大きく、第2話もTwitterのトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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