乃木坂46・与田祐希、役を通じて変わった人との向き合い方を語る「人と関わることってすごく面白い」<量産型リコ>

2023/06/28 05:00 配信

ドラマ インタビュー

「量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」第1話より(C)「量産型リコ」製作委員会2023

同い年トリオで切磋琢磨!呼び名にも変化が


――望月歩さん、前田旺志郎さんとも前作とは異なる関係性ですが、新鮮さはありましたか?

浅井からは、前作では「小向」と呼ばれていましたが、今作では「リコ」と呼ばれているので、前田さん本人も違和感があると言っていました(笑)。撮影が続くにつれてだんだんこの3人のチームワークができて、実年齢も同い年なので、日々撮影でもお互い励まし合いながら頑張っています。

作中でもずっと一緒にいる3人が、実際にも同い年というのは珍しいことらしいので、なんだかうれしかったですね。2人とは、他愛もない話をしながら楽しく撮影しつつ、お芝居の話についてもちゃんと真剣に話し合ったり相談し合ったりしています。

――他のキャスト陣もほぼ続投ですが、チームワークはいかがでしょうか?

相変わらずチームワークは最高だと思います。一年ぶりなので、現場に入るまでは同じ空気感でいられるのかなという不安もありましたが、すぐに一年前と同じ感覚になれました。

同じキャストの皆さんだからこそ、私もすごく安心感があったりして、お芝居の相談とかもさせてもらったりしています。でも、お芝居の話ばかりじゃなくて日常的な会話もたくさんしていて、すごく楽しい現場です。

第1話では「ユニコーンガンダム」が登場


――前作から通じて、プラモデルへの興味関心はいかがですか?また、今まで触ったプラモデルの中で一番お気に入りのプラモデルがあれば教えてください。

前作で、「プラモデルってこんなに魅力的なんだ」ということを知れたので、本作でも、徐々にその感情を出していけたらいいなと思っています。

前作だと、「(『ラブライブ!』の)南ことりちゃん」がすごく楽しくて記憶に残っています。かわいい女の子にメークをしたり、服に飾り付けをしたり、自分の好きな色にしてみたり。子供の頃、着せ替え人形で遊んでいたときのような気持ちを思い出しました。

――シーズン2に登場するプラモデルについてお聞かせください。

第1話では、「ユニコーンガンダム」というプラモデルが目に留まって、「これ作ってみたいです」と取り組むことになるのですが、カチカチと組み立てていく音や、パズルが組み合わさっていく感覚がとても楽しかったです。

「作品が終わったときに、自分も成長できたと思えたら」


――改めて、この作品の持つ面白さや魅力を教えてください。

登場人物一人一人がすごく魅力的で、どのキャラクターも不完全で人間らしいキャラクターなので、それぞれがプラモデルを通じて成長していく過程がとてもリアルだと思います。だからこそ、ほっと一息したいタイミングで見られる温かいお話になっていると思うので、そういう目線で見ていただけたらうれしいです。

――ちなみに、与田さん自身は、前作を含め、プラモデル作りを通じて成長したことはありますか?

リコちゃんを通して、人との向き合い方がすごく変わった実感があります。それまでは人見知りというか、あまり自分から周りに声を掛けたりできず、グループにいてもあまりみんなの中心になって行動するタイプでもなかったのですが、人と関わることってすごく面白いんだなということを、撮影現場でも物語を通しても、どちらからもすごく感じました。

せっかくこういう世界にいるのだから、もっといろいろな人と関わった方がたくさんのことが見えてきて自分も成長するだろうし、楽しいだろうなと思うようになりました。喋るのが好きになって、プライベートでも積極的に人と会うようになりました。

今作でリコちゃんがどう成長するかはまだ私も分からないですが、作品が終わったときに、小向璃子とともに自分も成長できたと思えたらいいなと思います。

――最後に、視聴者に向けたメッセージをお願いします。

前作を見ていただいた方はもちろんですが、今作から見ていただける方にもすごく楽しんでいただけると思いますし、これを機にプラモデルを好きになってもらえたり、ドラマを見て「明日も仕事頑張ろう」と思ってもらえたり、日常のささいな幸せとか、楽しいと思うときめきとか、そういうのを感じてもらえたらうれしいです。量産型チームがひたむきに食らいついていく姿を見守ってください。