本作の脚本を手掛けるのは、2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の執筆を担当したことでも知られる脚本家の大森美香。「カバチタレ!」や「あさが来た」、「未解決の女 警視庁文書捜査官」など、お仕事モノには定評のある大森ならではの、生き生きとした人間模様と軽妙な会話劇で、“執行官”を題材に新たなキャラクターを生み出す。
このドラマの企画書をいただいた時に、私は初めて“執行官”という職業を知りました。きっとそういう“初めて”という方はたくさんいらっしゃるのではないかと思うので、そこに焦点を当ててドラマを作るというのはとても新しいですし、“執行官”がどういうお仕事なのかということを知りつつ、そこにまつわるドラマが展開していくのはとても面白いと思いました。織田裕二さんは、私にとっては「テレビで見ていた方」だったので、“スター感”を抱いていて、お会いするまではすごい緊張していたんです。「怒られたらどうしよう…」なんて思っていましたが、本読みの日に初めてお会いして、全てが覆りました(笑)!こんなに気さくでライトに話してくださる方なんだ!って一気に緊張が解けて、現場に入るのが楽しみになりました。
このドラマには犬がたくさん出てきますが、みんな本当にお芝居が上手。織田さんが演じる小原さんは「犬が怖い」という役ですが、そんな織田さんのお芝居とそれに対する犬たちの化学反応みたいなのも素晴らしいことになっていて、織田さんと犬が共鳴し合っている様子が面白いなと思いながらいつも見ているんです。“執行官”という聞きなじみのない職業で法律に関するドラマ、と聞くとちょっと堅く感じられる方も多いかもしれませんが、すごく楽しく描かれていますし、どの登場人物もキャラが濃い!見ていて全く飽きないドラマだと思いますので、ヒューマン的な部分、ラブの部分なども含めて楽しんでいただけたらと思います。
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