スピンオフでは中原さんとマキエに焦点を当ててもらえて、私自身も見たかったのでとても嬉しいです。スピンオフの中では中原さんとマキエの仲がより深く描かれ、視聴者の皆さまに楽しんでもらえるかなと思います。
怪奇現象が起こったりして、本編とちょっと違ったスリルやドキドキ感を味わえるので、ただただ楽しんで見てもらいたいなと思っています。スピンオフでは中原さんのお姉ちゃんや、お姉ちゃんの娘の花ちゃんも登場して、チャーミングな部分もあり、撮影も楽しかったです。
ドラマの撮影が始まった当初は片寄さんも私もお互いに役を探り合っていたと思うんですけど、話を重ねるごとに互いの掛け合いの仕方がどんどん濃密になっていって、楽しさもどんどん増してきていました。
片寄さんはアーティスト活動もされていて、撮影現場でもとてもプロフェッショナルな印象です。感情が一定というか落ち着いているんです。でもその分、ちょっとテンションが上がった瞬間を見つけると、「あ、嬉しいな」と密に思っています(笑)。
スピンオフは、とても面白い作品になっていると思うので、ぜひ楽しんで見ていただけたら嬉しいです。ぜひご覧ください。
スープカレー店のキッチンで働く中原忠也(片寄涼太)は、兄が起こした事故のお詫びに手伝うと申し出てきた城華マキエ(中村ゆりか)と一緒に働くことに。しかし閉店後、「家に帰りたくなくて…」と言って帰ろうとしないマキエを、中原は放っておけず、「ウチに来れば?」と誘う。
ドキドキしながら中原の家に向かったマキエだったが、そこには中原の姉・太宰芽衣子(藤原ひとみ)とその娘・花(磯村アメリ)の姿が。実は、夫と喧嘩をしたという芽衣子が花を連れて中原の家に押しかけていたのだ。ハキハキものを言う芽衣子と無邪気な花はすっかりマキエを気に入り、4人の奇妙な同棲生活がスタートする。
ところが、マキエが来て早々に、中原の部屋で怪奇現象が発生!なんと、花が「お化け…」とつぶやいた直後に部屋の照明が突然消え、再び照明がついた時には花の姿がこつ然と消えてしまった。
慌てふためく芽衣子が花を探していると、再び同じような怪奇現象が起こり、今度は芽衣子までもが姿を消してしまう。恐怖に包まれる中原とマキエだったが、そこには赤い文字で殴り書きされたメモが残されていた。