GENIC、LINE CUBEワンマンで涙「数字じゃ計れないものがあるって皆さんに教えてもらいました」

西本茉生が思い語る「これがGENICの今の現在地」

アンコール1曲目の「夏恋」では、GENIminが「We want to be with GENIC」と書かれたボードを一斉に掲げるというサプライズも。思わぬ光景に7人は破顔して喜んだ。温かなムードの中で「まわりみち」を届けた後、西本が代表してマイクを取る。

彼はコロナ禍でのデビューからこの日までの道のりを振り返った後「正直、あと一歩(LINE CUBE SHIBUYAの)ソールドアウトには届かなかった。LINE CUBE埋めるんだってあれだけ意気込んで、みんなにも助けてくれってお願いしてソールドアウトに届かなかったことは、本当に恥ずかしいし、情けないし、格好悪いかもしれないけど、これがGENICの今の現在地です。それをしっかりと受け止めて明日からまた一歩ずつ頑張っていきます」と悔しさをにじませる。

そして、ぐるりと場内を見渡すと「数字も大事なんだけどさ、っていうかめちゃくちゃ大事なんだけど…それだけじゃ計れないものがあるっていうことを、僕たちは今日皆さんに、そして3年間皆さんに教えてもらいました。だって今、こんなに幸せなんだもん」と声を震わせ、「決して順調じゃない歩みだったからこそ、今日この日をより特別に感じることができたのかなとも思います。少し“まわりみち”をしてしまったかもしれないけど、この3年間、GENIminのみんなと歩んできた道のりに間違いは一つもなくて。その中で見てきた全ての景色が僕たちの宝物です」と改めてファンへの思いを真摯に伝えた。

ラストナンバーは「TOGETHER」

ラストナンバーは、メンバー7人で歌詞を紡いだ「TOGETHER」。この曲はコロナ禍真っただ中の2020年5月にリリースしたデビューアルバム『GENEX』に収録されている楽曲で、当時配信ライブしかできなかったGENICが、ファンと直接会うまではライブでやらないと決めていた楽曲だ。そんな思い入れの強い同曲を、悔しさと、それ以上の喜びと感謝でいっぱいのLINE CUBE SHIBUYAでファンと一緒に歌う彼らの目には涙が光った。

ラストナンバーを歌い終えた彼らは、ステージを去るためセットの階段の前に立つと、寂しさから「登りたくなさ過ぎる」と言いながらも、一段一段かみ締めるように登り、満ち足りた表情でライブの幕を下ろした。

セットリスト

01. Supersonic
02. UPDATE
03. BURNIN' BURNIN'
04. FUTURES
05. Shaky Shaky - Remix-
06. My BABY
07. U&I
08. MOONLIGHT
09. 月夜に馳せる
10. Flavor
11. SUN COMES UP
12. Aventure
13. READY GO / We Gotta Move / ジリジリSUMMER
14. 夏の聲
15. TALK
＜アンコール＞
16. 夏恋
17. まわりみち
18. TOGETHER