第2話にして驚きの展開となったが、実は皆実と心太朗が仕掛けた罠だった。
初期段階で犯人を断定するに至った皆実の捜査能力の高さは痛快で、すでに心太朗とバディとして絆ができていることも分かる逮捕劇に見入った。
同時に、皆実の分析力は心太朗という人も浮き彫りにした。
優しかった父が人を殺したということで、「俺もいつ“そっち”側の人間になるか分からないって思ってきました」と吐露する心太朗。
その怖さから無期懲役で収監されている実父に会ってもいないし、調書を読んでもいないという心太朗に、皆実は「私は人間の中身を見るプロフェッショナルです。その私が言うのだから信じてください。護道心太朗室長は、変態クソ野郎ではありません。まっとうな正義感を持った、ごくありふれた人間です」と断言し、ほほ笑んだ。
犯人逮捕へ並々ならない思いを抱く心太朗の理由が分かったことで、一段とバディが活躍していくことに期待が高まる。
一方で、会話の中で心太朗の実父が無実かもしれませんよと皆実が発したことも気になる。ただの会話の流れなのか、すでになにか分かっているのか。ベースは1話完結だが、心太朗の父の事件の謎が貫くことで、ますます面白味を増した。
タイトルがTwitterのトレンド入りし、「どんどん面白くなってきた」「キャラクターに深みが増して良い」「2人の特有の信頼関係良き良きです」といった声が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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