――前作の最終回では、自身の恋人を襲った犯人の弁護を担い、その後、師団坂法律事務所から姿を消した鷹野。今作には引き続き豪華出演陣が再結集し、刑事部門を担当する「ルーム1」のメンバーや鷹野の葛藤が壮大なヒューマンドラマを生み出していく。
season1を経てのチームワークといったところも見どころかなと。あと1の方は彼の“絶対的なキャラクター”という特徴が強く出ていましたが、今回は鷹野のある種の揺らぎのような部分も描かれていて、より人間味が増していると思います。
久々の現場は、キャストもスタッフの皆さんも高い割合で再結集してくださって。最初こそ少しソワソワしましたが、いざ顔合わせをしていろいろ話をさせてもらい、撮影も始まっていくと“あれ、ずっと撮ってたかな?”ってくらいの感覚になって。約1年半の間隔がギュッと詰まったようでした。
――season1の時期にはかなわなかった、ドラマチームの親睦を深めるこんな時間も。
前回、みんなで「どこか行けたらいいね」って話はしてたんですけど世の中の状況的に難しくて。でも今回はちょうどいいタイミングがあり、みんなで食事に行けました。おすしを振る舞わせていただきましたね。僕が作ったわけではないですけど(笑)。みんな、作品や台本について熱い談議を交わしていて、すごくいい会でした。
――劇中では、チームの結束を試すかのごとくルーム1の元に次々と難解な事件が舞い込む。ロケも多い中、撮影時の苦労は?
風ですかね。強風の日が多くて、これは僕よりもメークさんが苦労してました。第1話で自転車に乗るシーンも大変で。いくらこいでも真っすぐ進まないなと思ったら、ハンドルがめちゃめちゃ曲がっていたことがあったんです。
それはカゴに積んでいた新聞の重みだったんですが、映像では全く伝わってないような角度のところで結構派手に。電動アシストが付いていない自転車だったので、いいトレーニングになりました(笑)。
取材・文=川倉由起子
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