今回のシーズン3では、「2」でキム・サブと対立していた医師・ミングク(キム・ジュホン)が彼と和解し、“トルダム”の院長として登場。キム・サブと力を合わせ、「外傷センター」の成功を目指していく。そんなミングクに替わり、「3」でキム・サブと対立するのは、大学時代ライバルだった医師・ジンマン(イ・ギョンヨン)。彼の腕を見込んだミングクに誘われ、「外傷センター」を訪れてキム・サブと再会するのだが、当時から考え方の違いから相容れない2人は険悪な雰囲気となる。
ジンマンは、誘いを請ける条件として、キム・サブを「外傷センター」から外せ、と言い、ミングクはそれを呑む。だが、実はこれにはキム・サブの思惑があるのだった。しかし、共に働くことになり、2人は事あるごとに衝突する。また、ジンマンはウンジェの父親でもある。正式に恋人となり同棲を始めようとしていたウジンをあからさまにけん制し、ラブラブカップルの障害にもなりそうだ。
そして、インターン3年目の一般外科専攻医・ドンファ(イ・シニョン)。どんなに忙しい状況でも退勤時間が来れば帰るし、患者をほったらかしてトイレに隠れてゲームに夢中になることも…。面倒やツラい事も大キライ。厳しく当たるドジンに対し、子供じみた反抗的な態度を取ったり、キム・サブの逆鱗に触れたり…。ある意味、“トルダム”始まって以来の問題児だ。だが、これまでの若い医師たちと同様に、少しずつ“真の医者”になっていく過程を見守りたい。
他にも、看護師・ウンタク(キム・ミンジェ)と救急専門医・アルム(ソ・ジュヨン)のかわいいカップルの恋も進行中で、「3」は今までで一番ロマンス色が強い印象だ。だが、手術シーンもスケールアップし、見ごたえたっぷり。そして、プロデューサー曰く「登場するすべての俳優が主人公になって、物語の密度がぎっしり詰まっている。人が生きる話と暖かい感情、多様な悩みが溶け込んでいるので、楽しんでほしい」との事。その言葉通り、毎回盛りだくさんな内容で、目が離せない面白さだ。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
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