研修、夕食を終え、温泉に入ったみちは、部屋に戻る途中で新名と会った。宿のある場所は星がきれいに見えるという話になり、みちは思わず自分の部屋に「見に来ます？」と言ってしまう。焦るみちに、新名は「いいんですか？」と返した。
星座の話をするうち、ムードが高まるみちと新名。新名は「好きです。吉野さん」と告白し、キスを。そして抱き合うが、みちは「もう一度こんな風に愛されたかった」と陽一とのことが思い返され涙がこぼれた。2人はそれ以上関係を進めることはなかった。
だが、研修旅行の帰り、新名はみちを呼び出し、前日のことを謝りつつ、サービスエリアで見つけた、話していた星座に形が似ている砂時計をプレゼントした。そして「約束します。もうあなたに指一本触れない。だから今までみたいにそばにいて欲しい。俺にはあなたが必要なんです」と“告白”。みちは「新名さんの…そばにいます」と答えた。
“星”と“3分”が今回のポイントとして物語に絡められていた。
みちと新名が“星”をきっかけに距離を近づける中、陽一はみちが研修旅行から戻ったら迎えに行き、“こと座流星群”を見ようとしていた。だが、浮気相手の三島(さとうほなみ)が「行かないで」という心の叫びと共にコーヒーを盛大にこぼしてしまい、その後片付けを手伝って、迎えには行かなかった。
一方、新名がみちにプレゼントした砂時計は3分計だが、“3分”は新名が楓のためにハーブティーを淹れてあげる時間。初めは「たった3分だよ」と優しかったのが、第2話では楓がそれについいら立ってしまい、本話では淹れてあげても3分を待つことなく会話しようとする楓の前から去った。さらに、砂時計の砂が落ちる3分の間に、新名はみちに告白をするという描写だった。
罪悪感を抱え、それぞれのパートナーと向き合おうとしていた陽一と楓。だが、それに反比例するように、みちと新名の心の結びつきは強くなっていったのが切ない第4話となった。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
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