自由過ぎるマイケル・ルーカー、『ガーディアンズ―』のヨンドゥ役で心掛けたことは「ハイ！」＜大阪コミコン＞

その後、通訳が作品にまつわる杉山の質問を翻訳している最中に杉山のジャケットを借りて着たり、それがキツいと分かって返して杉山に着せたり、通訳のピンマイクの位置を微調整したり、ステージを降りてオフィシャルのムービーカメラに顔を近づけたり、ひたすら「ハイ！」「ハイ！」を連呼したりと自由奔放なマイケル。

最後に日本のファンへのメッセージを求められても「ハイ！」と答え、「皆さん気に入っていただけましたか？私の“ハイ！”」と呼び掛けると、会場からは大きな拍手が。続けてマイケルは「配偶者から何か言われたら、『ハイ！』で返してください。兄弟から何か言われても『ハイ』です。姉妹から何か言われても『ハイ！』です。『ハイ！』の精神です」と、とりあえず大体のことは“ハイ！”でなんとかなることを伝えた。

「大阪コミコン」とは

「コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典で、日本では2016年に「東京コミコン2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、ヘイデン・クリステンセンなど、豪華セレブゲストが登場した。2023年5月5日から7日まで「大阪コミコン2023」として大阪で初開催されている。

なお、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズ、「ウォーキング・デッド」シリーズはディズニープラスで配信中。

◆取材・文・撮影＝ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)