コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメや漫画、ゲーム、さらにはこれからはやりそうな作品まで分析できる…というところも、参加する上での楽しみの一つ。本記事では、各種イベントで見つけた魅力溢れるコスプレイヤーたちをピックアップ。メークや衣装制作、キャラクターに似せるための体づくりなど、それぞれにコスプレに対する“こだわりポイント”を、ひと言コメント形式で話してもらった。
目元が印象的なキャラクターなので、下まつげのメークにこだわりました。本当はもう少し胸元やハイレグ部分が際どい衣装なんですけど、今回はイベント用ということで露出を抑えめにしてきました。(「その着せ替え人形は恋をする」喜多川海夢[衣装:ブラックロベリア]/kaoさん)
今回は衣装やウイッグの他、杖も自作で用意しました。シルエットがきれいに見えるように、ぴったりフィットするサイズ感で作ったところもこだわったポイントです。(「2.5次元の誘惑」753[イコラ]/ありささん)
衣装そのものは既製品ですが、自分のスタイルに合うように全体的に調整しました。先日、展示会で購入した指輪を付けてきたので、こちらにも注目してもらえるとうれしいです。(「その着せ替え人形は恋をする」喜多川海夢/のぞみさん)
こだわったのはウイッグの造形です。2色のウイッグを買ってきて、縫い合わせる形でミリエラの髪形を再現しました。(「2.5次元の誘惑」ミリエラ/こうねさん)
こちらのインタビューは、3月25日、26日に東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2023」で実施したもの。最新アニメの情報発信をはじめ、人気声優陣によるトークステージ、会場限定グッズの購入など、見どころ満載となった同イベントには、二日間で10万人を超すアニメファンが来場。“完全復活”にふさわしい賑わいを見せた。
そんな「AnimeJapan 2023」に続き、今後も「ワンダーフェスティバル2023[夏]」(7月30日、幕張メッセにて開催)や「世界コスプレサミット2023」(8月4~6日、愛知県名古屋市内・オアシス21などで開催)、「コミックマーケット102」(8月12日、13日、東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数控えている。
はたしてそれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら、最新のアニメや映画などをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。
◆取材・文=ソムタム田井
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)