コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメや漫画、ゲーム、さらにはこれからはやりそうな作品まで分析できる…というところも、参加する上での楽しみの一つ。本記事では、各種イベントで見つけた魅力溢れるコスプレイヤーたちをピックアップ。メークや衣装制作、キャラクターに似せるための体づくりなど、それぞれにコスプレに対する“こだわりポイント”を、ひと言コメント形式で話してもらった。
元々の肌がイエベ(イエローベース)なので、キャラクターの髪色(薄紫ピンクヘア)になじむようにメークの下地を工夫して。できるだけ白肌に見えるようにしました。それとウイッグも、キャラのイラストや資料を参考にしながら整えたモノなので、360度どの角度からでもきれいなフォルムで撮っていただけると思います。(「Fate/Grand Order」マシュ・キリエライト/ぬえ山ぬえッちゃさん)
ウイッグのツンツンした感じが出るように、家である程度固めてから持ってきて、この形に仕上げました。衣装は購入したものですが、より原作に近いデザインになるように襟の部分だけ作り直しました。(「機動戦士ガンダム 水星の魔女」エラン・ケレス/春汰もなさん)
初老の男性キャラクターなので、年相応に見えるようにメークにはこだわりました。それと桃白白といえば柱に飛び乗って移動するシーンが有名なので、今回は小道具として柱も持ってきました。(「ドラゴンボール」桃白白/ぴぽぱぽさん)
まだテレビアニメ化されていない作品のキャラなので、資料が少なくて…。独自解釈になってしまいましたが、‟異世界が舞台の作品”ということで、ファンタジー作品に出てきそうな質感の生地や素材で衣装を制作しました。(「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」ヨハネ/雨宮れいなさん)
こちらのインタビューは、3月25日、26日に東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2023」で実施したもの。最新アニメの情報発信をはじめ、人気声優陣によるトークステージ、会場限定グッズの購入など、見どころ満載となった同イベントには、二日間で10万人を超すアニメファンが来場。“完全復活”にふさわしい賑わいを見せた。
そんな「AnimeJapan 2023」に続き、今後も「ワンダーフェスティバル2023[夏]」(7月30日、幕張メッセにて開催)や「世界コスプレサミット2023」(8月4~6日、愛知県名古屋市内・オアシス21などで開催)、「コミックマーケット102」(8月12日、13日、東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数控えている。
はたしてそれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら、最新のアニメや映画などをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。
◆取材・文=ソムタム田井
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)