コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、可愛いものが好きすぎるおじさんと女の子(?)の日常を描いた『今日、駅で見た可愛い女の子。』をピックアップ。
webマンガサイト「COMICポラリス」(フレックスコミックス)にて連載中の本作。作者のさかなこうじさんが4月14日に第15話「シール帳編」を自身のTwitterに投稿したところ、3.1万以上の「いいね」が寄せられ反響を呼んでいる。この記事ではさかなこうじさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。
電車で仕事からの帰路につくおじさん、駅を降りるとホームに1人の少女が座っていた。晩ご飯の時間ということもあり、お弁当箱を取り出したのか?などと考えていたが、それはぷっくりと膨らんだシール帳だったのだ。
シール帳を見たおじさんは、まさかのメロメロ。シール帳に隙間なく貼られたタイルシールやぷくぷくシールを見ては興奮を抑えられず「うわ~交換しよ~~」と心の中ではテンションがMAXに。しかし、シール帳を見ていた少女には驚きの秘密があり…。
幼少期、女の子なら一度は集めたり交換したりした経験があるであろう可愛いシール達を題材に描かれた本作。最後まで気付けないまさかの展開にも注目が集まり、Twitter上では読者から「シール帳流行ったなー。」「懐かしすぎて声出た!」「たくさん持ってたなあ」などと幼少期を懐かしむ声とともに「びっくりして見返してしまった」「え?あれ…?」などの驚きのコメントも多く寄せられ反響を呼んでいる。
――『今日、駅で見た可愛い女の子。』のお話を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
毎年誕生日に旅行へ行っていたのですが、コロナ禍で難しくなり、代わりに記念になるようなことをしようと思ったのがきっかけです。誕生日当日に思いついたので短い漫画しか描けず、それでも満足した読み味になるように1pごとにインパクトが残るようにしました。
――本作では、おじさんにも関わらず、女の子シール帳にときめくというギャップが印象的です。作画の際にこだわった点や意識した点はあるのでしょうか。
読んだ方にも「かわいい~」とか「持ってた!」と思ってほしいので、できるだけリアルに描くように心がけています。
――本作の中で、さかなこうじさんにとって特に思い入れのあるシーンやセリフがあれば理由とともにお聞かせください。
5話のラスト、ひかるにハンドクリームを拾ってもらったときに「話しかけられた…」と青ざめる亀山シーンです。普通は喜ぶところだと思うのですが、亀山は推しに認識されたくない人なので亀山の人間性が出たコマだと思っています。
――現在、COMICポラリスで連載中の『今日、駅で見た可愛い女の子。』では、乙女アイテムを好きなおじさん・亀山と女子力が高すぎる美少女(?)・ひかるが登場しますが、これらのキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか。
亀山はほぼ自分です。大人なので表情には出さないけれど可愛い子やアイテムを見たら内心テンション高くなるのをキャラクターにしました。ひかるはその羨望の対象です。とにかく見た目可愛く、可愛いアイテムを持たせますがそれだけじゃ面白くないので男の子にしました。
――『今日、駅で見た可愛い女の子。』の今後のみどころをお聞かせください。
ひかるのおばさんや亀山の会社の人たちなど、これからも少しずつキャラクターを増やしていきたいと思っているので、気に入ってもらえると嬉しいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
「今日、駅で見た可愛い女の子。」を読んでくださりありがとうございます。作中のアイテムや亀山の心の声など、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
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