ディズニー大作で主演に抜擢 16歳の新星アレクサンダーが“ピーター・パン”を快演

2023/05/13 11:10 配信

映画 レビュー

「ピーター・パン&ウェンディ」より(C)2023 Disney Enterprises, Inc.

創立100周年を迎えお祝いモードのディズニー。「リトル・マーメイド」や「白雪姫」など名作アニメーション映画の実写版が続々と公開予定で世界中から熱い視線が送られているが、先陣を切ったのが4月よりディズニープラスで独占配信が始まった「ピーター・パン&ウェンディ」。これまでに幾度となく映像化されてきた不朽の名作をキャラクターの知られざる過去や内面に迫ることで深堀している本作では新たなピーター・パンが誕生。ピーター・パン役で長編映画デビューを果たしたアレクサンダー・モロニーはじめ若手俳優のフレッシュな演技が光る一作をレビューする。(以下、ネタバレを含みます)

永遠の少年ピーター・パンが住むネバーランド


子どもたちが楽しそうに走り回るロンドン郊外のダーリング家。ウェンディとマイケルとジョンの3人姉弟は小さい頃からピーター・パンのおとぎ話が大好きで、暇さえあればピーター・パンとフック船長になりきって、ちゃんばらごっこをして遊んでいた。

大きくなったことで、寄宿学校に行くことになったウェンディ。大人になりたくない、子供のままでいられたらいいのに…と願っているとピーター・パンが落し物の“影”を探し求めてダーリング家を訪れる。

これまで憧れていた永遠の少年と妖精ティンカー・ベルが目の前に現れたことに驚きと喜びでいっぱいになったウェンディたちは、彼らと共に魔法の粉を使って空を飛び、なにも変わらない場所“ネバーランド”へと向かうのだった。

夢に見ていたネバーランドには、伝説の宿敵フック船長率いる海賊たちが待ち構えていて、早速大乱闘!ウェンディは捕らえられてしまったマイケルとジョンを助け出すため、タイガー・リリーやロスト・ボーイズたちの力を借りることに。

弟たちを救出しようとする中で、ウェンディはネバーランドが思い描いていたよりもずっと現実的な場所であることや、ピーター・パンとフック船長の因縁の関係には知られざる過去があったことを知る…。

【写真】映画「ピーター・パン&ウェンディ」でフック船長が悪の顔(C)2023 Disney Enterprises, Inc.