アレクサンダー・モロニー以外の俳優陣にも注目。W主演となるウェンディ役は「バイオハザード」でのタッグを機に結婚したミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソンの長女エヴァー・アンダーソン。MCU映画「ブラックウィドウ」で本格的な役者デビューを果たしており、本作ではタイトルロールを掴み取った。
前述したようにフック船長はジュード・ロウ、その相方スミー役にはコメディアンとしても活躍するジム・ガフィガンが名を連ね、確かな実力で若手俳優陣をリードする。その他、ティンカー・ベル役は「ブラッキッシュ」のヤラ・シャヒディが担当。あらゆる感情をセリフなしで表現する必要があったが、表情や体の動きを巧みに操り、作品を象徴する愛すべきキャラクターを体現している。
タイガー・リリーも「ピーター・パン」には欠かすことのできない役どころ。演じるのは海外ドラマ「リバーデイル」などに出演してきたアリッサ・ワパナータ。彼女もまた大作映画への出演は初めてだが、勇敢で力強い少女を好演。まるでおとぎ話の世界から出てきたようだ。
世界中で愛されてきた物語を新たな視点で掘り下げる「ピーター・パン&ウェンディ」。注目するキャラクターを変えて見てみると、毎度違った楽しみ方ができるのも魅力。見れば見るほど、さらにピーター・パンの世界が好きになるに違いない。
◆文=KanaKo
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