――第1クールの中で、お気に入りの場面やキャラクターを教えていただけますか?
七瀬:6・7話で、会長がなんだか演技がうまいところは面白かったです(笑)。
(※第6・7話では、間野山を舞台に映画撮影をするロケ隊とのエピソードが描かれ、真希の後輩で女優の萌や、我の強い監督・園田らが登場した)
安済:ゾンビ役すごくうまかったね。園田監督が褒めてたもん。
小松:自分なりにアドリブを加えていったもんね。
田中:演技がうまいといえば、「真希さんの演技はさすがだな」と。だってせりふもないのに、走り方とかを萌ちゃんにすごく寄せてたから。
(※真希はクライマックスで萌のスタントを担当。子どもたちの太鼓に合わせ、燃える家屋に駆け込んだ)
小松:萌ちゃんも「私以上に私でした!」って! 名言だよね(笑)。
安済:アフレコではあまり想像がつかなかったけど、太鼓のシーンは「太鼓ってこんな緊迫感出るんだ!」って思って。
小松:確かに。クライマックス感あったもん。
安済:オンエアを見て「すごいかっこいい!」って感動しました。
田中:私もまた 7話からになっちゃうんですけど、やっぱり“ケツメガネ”かな~(笑)。
安済:「ケーツっ! ケーツっ!」ってね(笑)。
(※エキストラで集められた子どもたちが、早苗を“ケツメガネ”と評し騒ぎ立てたシーン)
小松:あれ以来みんながケツメガネって呼んでくるから。
上田:ひどいよ~(笑)。
田中:ケツコールはみんなでやったので、楽しかったです(笑)。
小松:あんなに早苗がいじられて、たじたじになることってない。
田中:ここで初めて出てきた早苗の表情って感じで。
小松:真希を「おでん探偵」と呼んだりと、他人をいじることが多かったんですけど、新たな弱みを握られたなと(笑)。
安済:あと、ケツメガネ枠っていう新たなポジションが付いた感じです。
上田、田中:いやだなぁ(笑)。
上田:しおりとしては何と言っても、8話で登場したしおりのお姉ちゃんや熊さん、あと家族ですよね。しおりのおじいちゃんとおばあちゃんがかわいすぎて! 「かたつむりはどれじゃ?」「そこらへんにいるじゃないですか」っていう会話が最高でした(笑)。
(※熊さんこと熊野克己が経営するフランス料理店で、メニューからエスカルゴ料理を探すしおりの祖父と祖母の会話)
小松:癒やされる会話だよね。
田中:あんな家庭だったらしおりみたいな子が育つわ~って感じがする。
安済:あとは8話だと、冒頭の格好で分かった各々の農作業へのイメージの違い(笑)。
(※しおりの畑の手伝いに来た4人が、それぞれ個性的な服装で登場)
小松:あれはひどかった! でも、それぞれのキャラがよく出てたよね。
安済:真希が着てた黄色いつなぎは、たぶんあれが彼女の中で動きやすくて「草、刈れるぜ!」って感じの服なんだったと思う。「ホワァーチャー!」みたいな(笑)。凛々子が忍者服だったのは、鎌を使うからでしょ?
田中:たぶん。ノリノリで着てたけど、あの衣装は今まで隠し持ってたんですかね?(笑)
安済:だから「ついに使える!」と思って、ホクホクしながら持ってきたと思う(笑)。で、早苗は危険物を処理する人みたいな格好で。
田中:蜂を駆除する人みたいだった(笑)
小松:あれは、早苗は虫が大嫌いだから「絶対に1ミリも触れさせないぞ!」っていう気概を感じさせる、肌を見せない格好でした。
安済:よくあんな服を持ってたよね。
小松:通販サイトとかでポチったんだと思う(笑)。
七瀬:そんな中、由乃は普通に…。
上田:牧場にいるみたいな普通の格好だったね。
七瀬:そんなところも由乃の普通な面が出ているのかもしれない(笑)。
安済:ああいうさりげない1シーンでも、5人のキャラが出ていて面白いなと思います。
七瀬:由乃として印象深いのは、第1話で幼少期の自分と今がリンクする場面ですね。ぐっと来るシーンでした。
(※王宮で幼少期の写真を見つけた由乃は、自分が過去にも間野山を訪れていたことを知る)
田中:「ここだったんだ…」ってね。
上田:1話だと由乃が自分のほっぺをマヨネーズの容器でプニプニつついているところも、「かわいい…柔らかそう…食べちゃいたい(笑)」って感じて、何だか忘れられないです。
七瀬:そのシーンは“梅干しトースト”など由乃の創作料理が出てきて、それも印象的ですね。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)