チャン・ヒョク、時代劇のカリスマからコメディーのカリスマへ…“円熟スター”の軌跡

2023/05/11 06:10 配信

ドラマ コラム

「シークレット・ファミリー」場面写真(C) 2023 STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd. All rights reserved.

イ・ジュンとの演技合戦が光った「最愛の敵」


アクションに関して話題が豊富なヒョクだが、もちろんアクションだけでなく演技力もピカイチ。最近も、“時代劇のカリスマ”ならではの厚みある演技が光った時代劇ドラマ「最愛の敵~王たる宿命~」(2022年)が好評を博したばかりだ。この作品で共演したイ・ジュンは「IRIS2-アイリス2-:ラスト・ジェネレーション」以来、9年ぶりのタッグ。

「シークレット・ファミリー」場面写真(C) 2023 STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd. All rights reserved.

“表の顔”と“裏の顔”が入れ替わる!「シークレット・ファミリー」


最新作「シークレット・ファミリー」も、そんな彼の演技力を堪能できる作品の一つ。ヒョクは貿易商社の課長を装った超優秀スパイ・ドフンを演じている。

スパイであることは妻・ユラ(チャン・ナラ)にも秘密のため、ユラから見たドフンは家族イベントをすっぽかしてばかりのダメ夫。すっかり妻の尻に敷かれる“表の顔”と、有能な国家スパイとして活躍する“裏の顔”が目まぐるしく入れ替わっていく。

作品のオフィシャルインタビューでは、ナラが「特にアクションにおいては、韓国の俳優の中でも指折りの実力です。また、意外にもラブリーな演技もお上手なんです。真面目な中にも、先輩特有の愛らしい表情があるというか。アクションからラブリーまで、完璧に演じるところが多くの方に愛される理由ではないでしょうか」とヒョクの演技について語る一幕もあった。

アクションにおいてではこれ以上なく重厚かつクールに、コメディーシーンではラブリーに。25年を超えるキャリアで獲得した変幻自在の魅力こそが、ヒョクの真骨頂。両極端なキャラクターを同時に楽しめるのが「シークレット・ファミリー」だ。

「シークレット・ファミリー」は、ディズニープラスのスターで配信中。

◆文=ザテレビジョンドラマ部