気象予報士・小林正寿、包丁も食器もない自宅での自炊法を語る【「しゃもじがあれば箸はいらない」#3】

2023/05/12 20:00 配信

芸能一般 連載

「ZIP!」(日本テレビ系)お天気コーナーに出演中の気象予報士・小林正寿。「ミニマリスト気象予報士」とも言われる小林の1日1回だという食事の内容、さらに独自の自炊の方法を語る。

主食はハンバーガー

著書『しゃもじがあれば箸はらいない』カバーより。愛用の炊飯器と撮影=金田裕平

――面倒くさがりな性格のおかげでミニマリストな生活をしているそうですが、好きな食べ物はありますか?

「ハンバーガーが主食です。1週間毎日ハンバーガーを食べることもあって、マクドナルドが多いですね。テリヤキマックバーガーのLセットに、チキンクリスプを2つ、普通のハンバーガーを3つ、計6バーガーが晩ご飯です。」

――6バーガー!

「仕事中に眠くなるのが嫌なので朝と昼は食べなくて、これが一日の食事のすべて。いつも同じ組み合わせなので、よく行くお店では店員さんも注文を覚えてくれているので楽ですよ。」

――注文時にも面倒くさがりの一面が見えますが…、いつもハンバーガーで飽きないですか?

「まったく飽きないです。子どもの頃、病院に行ったときのご褒美でマックを食べさせてもらえた特別感が今でも忘れられなくて。それに祖父がアメリカ航路の船乗りで、今は横浜にある氷川丸の現役時代にも乗っていたんですけど、その祖父が洋食やハンバーグが好きで、よく一緒に洋食店に連れて行ってもらっていたんです。その祖父の影響もあると思います。」

――子どもの頃からハンバーガーが好きだったんですね。

「ハンバーガーが好きというか、当たり前…みなさんのお米みたいな感覚というか。たぶん、離乳食を経ずにハンバーガーを食べていると思います(笑)。そういえば、一度、家でハンバーグが食べたくなって自分で作ってみたんですが、大失敗でした」

――どうなったんですか?

「肉本来の味を楽しみたくて、塩やスパイス、パン粉などを一切入れずに焼いたんです。肉そのものの味がするかなと思ったんですけど、なんというか、無な感じで。今まで食べたハンバーグの中で一番マズかったです。マズすぎて頭痛がしてきて、味付けって大事だなって思いました」

――すごいですね…。自炊はよくするんですか?

「します! 一番よく作るのは回鍋肉ですね」

――包丁もお皿もないと聞いていますが、どうやって作るんでしょう?

「包丁がなくてもできますよ。葉物野菜は手でちぎって、手でちぎれないネギなんかは犬歯で噛みちぎっています。材料を炒めるとき青い部分を使って混ぜたりできるので、ネギって万能選手ですよね。」

お好み焼きを焼いているところ。ネギは菜箸のかわり。(C)小林正寿


――…続きをお願いします。

「炊飯器でご飯を炊いたら、お茶碗も皿もないので、直接炊飯器の上にかけて、しゃもじで食べます。いつも2.5~3合くらいのご飯を食べていますね。」

――食べづらくないですか?

「慣れれば大丈夫ですが、うっかり炊飯器の釜にさわると熱いので、そこは気をつけていますね」

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