奈緒“みち”が永山瑛太“陽一”の言葉を聞き、切なさが残る決断をする<あなたがしてくれなくても>

2023/05/12 12:00 配信

ドラマ レビュー

みち(奈緒)と陽一(永山瑛太)夫婦に変化が訪れる(C)フジテレビ

奈緒が主演を務める木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系) の第5話が5月11日に放送された。みち(奈緒)と新名(岩田剛典)の心がグッと近づいた一方、彼女たちを拒んできたパートナーであるみちの夫・陽一(永山瑛太)、新名の妻・楓(田中みな実)が変化を見せる。まだまだ切ない思いが交わる展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

新名の妻と遭遇し、動揺するみち


同ドラマは、2017年から漫画雑誌「漫画アクション」にて連載をスタートし、2018年には電子書籍「めちゃコミック」の年間ランキング1位を獲得したハルノ晴の同名コミックが原作。セックスレスをテーマに、問題を抱える2組の夫婦が出会うことで崩れていく夫婦関係や複雑にもつれていく関係を描く禁断の恋愛ドラマとなる。

主人公で建設会社の営業課で働く32歳の吉野みちを奈緒、その夫でカフェの雇われ店長をしている陽一を永山、みちの会社の上司・新名誠を岩田、その妻でファッション誌の副編集長に就任したばかりの楓を田中が演じる。

社員研修からの帰り道、指一本触れないと誓いながら、今までのようにそばにいて欲しいと告げた新名。みちは、ダメだとわかっていながらも、「そばにいます」と答えた。そんななか、第5話では偶然、楓と遭遇して動揺するみち。勘の鋭い会社の後輩・華(武田玲奈)は新名とのことを気付き、「日の当たらない恋は覚悟が必要なんです」「周りを深く傷つけることを自覚してください。そのうえで自分がどうするのかきちんと決めてから進むんです」とアドバイスした。

新名のために頑張り始める楓だが…


みちが「もう私、どうしたらいいか分からない…」と1人思い悩む間に、新名はみちへの思いが強まる。会社で隣の部屋にいるみちに電話をし、プラネタリウムに誘った新名。ガラスの壁越しに手を合わせ、そっとほほ笑む新名だったが、みちは「冷たいこの手に触れられる日は来るのかな…」と思うのだった。

そうして新名がみちへの思いを募らせるということは、楓との距離がどんどん離れていくことでもある。

話すときに目を合わせてくれなくなった新名に不安を感じた楓は、仕事を早めに切り上げ、洗濯したり、夕食の準備をしたりするように。しかし、新名は「楓が頑張ってくれればくれるほど、今さらなんなんだと腹を立ててしまう」と心の中でつぶやいた。