奈緒“みち”が永山瑛太“陽一”の言葉を聞き、切なさが残る決断をする<あなたがしてくれなくても>

2023/05/12 12:00 配信

ドラマ レビュー

陽一の言葉を聞いたみちが切ない決断を下す


一方、浮気した三島(さとうほなみ)に「人の気持ちが分からない人」と言われた陽一は、三島に謝罪するとともに、みちのことも傷つけてきたのだと思うのだった。

そんなとき陽一の姉から子どもたちを1日預かって欲しいと連絡が入り、いつもなら嫌がる陽一だが、受け入れた。そして、子どもたちを送り届けたとき、姉から離婚の話し合いのためだったと聞いた陽一。「夫婦ってお互い分かってるって思ってても、分からないことの方が多いから。ちゃんと言葉で伝えなきゃだめだよ」という姉の言葉が響く。

その帰り道、陽一は「俺さ…、こんな性格だし、みちのこと無神経に傷つけているかもしれないけれど、傷つけたいなんて思ってないから。努力するからさ、ほんとにあのことも。エッチのこと。ちゃんと考えているから」と言葉にし、みちの手をとって歩き始めた。

陽一の温かい手と、新名のガラス越しでしか触れられなかった冷たい手。ラストでみちは、決断した。「ただの同僚に戻りましょう」と新名に告げるみち。「それでも、俺は…」と言いかける新名に、頭を下げて立ち去った。

新名とのことはキラキラした一瞬に逃げているだけで、「陽ちゃんとの今が苦しいのは、きっと私と陽ちゃんには過去も未来もあるから」と陽一を選んだのだった。

頑張って言葉にした陽一と、頑張りが届かない楓。後ろめたさや不安から、変わろうとしている2人だが、その未来はどうなるのか、まだ見えない。みちの決断はあったが、次回予告では、陽一が浮気の告白する不穏なシーンがあり、それをきっかけに華の言う“覚悟”がみちにできてしまうのかということもよぎる。まだまだ波乱はありそうで、それぞれの思いが絡み合う様が切ない。

SNSでは4人の様相や華の言葉にさまざまな意見が飛び交い、今回もタイトルがTwitterのトレンド入り。なかでも「新名さん、切ない」「新名さんガチで可哀想」「新名さんは報われてほしいなぁ」「新名さん重い」など新名への意見が多く、「新名さん」もトレンド入りした。

◆文=ザテレビジョンドラマ部