妄想の世界から戻ってきた瞬の目に、りりかと弁当を食べる三間が映った。三間は、りりかに乞われて公園に来たのだった。三間を見て、「姉のカフェの客だ」と気づいた瞬。そして、彼に何か伝えることがあったはずなのだが、それが思い出せずにいた。三間を凝視して思い出そうとする瞬。その視線に気づいた三間がその方向を見ると、高校生がこっちを見ていた。「すごく睨まれている！これは…オヤジ狩りか!?」。緊張が走る三間。
自分に「オヤジ狩り高校生」疑惑がかけられているとは夢にも思っていない瞬は、三間を凝視し続け、三間が店に忘れていった本を預かっている事を遂に思い出した。思い出せてスッキリな瞬は、首を左右にコキコキして、手の指もポキポキ。そして笑顔で三間に歩み寄った。が、ここまでの一連の動きを見ていた三間は、ポケットに手を入れて「不敵な笑みで」近寄って来る「オヤジ狩りの高校生」に緊張感MAX。りりかをかばって抱き寄せた。
もちろん何も起きるワケがない。2人は平和に並んで、遊ぶりりかを眺めながら、この後、本を取りに店に行く話をしていた。その時、滑り台の上で立ち上がったりりかがバランスを崩した。瞬は持ち前の運動神経でダッシュして、彼女を助けようとしたが、豪快に転んでしまった。おまけに、起き上がる時に滑り台に頭をぶつけてコブを作る始末。バランスを持ち直して無事だったりりかに「お兄ちゃんが大丈夫？」と逆に心配されるのだった。
瞬と共にカフェに本を取りにきた三間、バイトの颯と蒼真(川西拓実)、“クールドジ男子”4人が揃った店内。りりかを連れている三間を見て「お子さんが居るとは思いませんでした」と言う颯。「いえ、ボクの子じゃないです」との三間の一言に、シーンとなる4人とあさみ。ビミョーな空気を察知した三間は「あっ！複雑なアレじゃなくて…。姪です。まごうことなき姪です」と誤解を解いた。
「まっ、オレはわかってたけど」と言う瞬に「ウソつけよ！」とソッコーでツッコむ蒼真。「わかってたよ」「わかってなかったでしょ」と言い合う彼らを見ながら、りりかが三間に「おじちゃんのお友達、みーんな面白くって楽しいね！」と笑う。3人を見ながら、三間も「ですね」と微笑み返して、「本来なら寝て終わる休日が、こんなににぎやかになるのもたまには悪くない」と思うのだった。
今回のエピソードでは「姪にも敬語の三間さん、何かいいなぁ」「オヤジ狩りから姪を守ろうとした強い三間さん、好き」と、“三間株”が上がり、“オトナ男子”の魅力にヤラレた女子が多数生まれたようだ。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
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