――印象に残っている出来事を教えてください。
志尊:事件といいますか、旅で何をするかというのは大まかには聞かされていたんですけど、具体的に何をするかというのは一切なくて。たまたま牧場に行こうとなった時に、「牧場ということは、乳搾りして、それを飲んで、アイス食べて、いいなと」と思っていたら、その牧場がダチョウの牧場で。
ダチョウって本当に怖いんですよ。餌をあげても指をかじられたり、軍手をつままれたり。ダチョウが30羽くらい放牧されているところに入って、飼育員の方に「何するか分からないので控えめにいきましょう。ダチョウは後ろ蹴りでライオン殺せるから」って言われて。
――ピンチの時に一番頼りになるのは誰ですか?
根岸:(間髪入れず)僕ですかね。
志尊&大久保:うそつけ!!
志尊:「ピンチの時に助ける」と「男らしさ」って絶対に違うと思うと僕は思います。これは見ている方に伝えたい「野生は違う!」。変な人がいて、ピンチの時ってなったらもちろん助けますよ。けどダチョウが走って追い掛けてきて「俺、(助けに)行くよ!」って無理無理無理! しかも飼育員さんも何するか分からないって。
根岸:カメラ回っていないときに(飼育員さんが)言ったんだよね「あれはダメだ」って。
――今回ロードバイクでいろいろ回られたわけですが、ロードバイクはいかがでしたか?
志尊:めちゃくちゃ楽しかったよね。
根岸:3人で一列になって走っているので、マイク越しにイヤホンを付けて会話をしていて。いかんせんすごいスピード出ますから、ちょっと怖いんですけど、新鮮でしたね。
大久保:ギアが最初慣れなくて、でもやっているうちに楽しくなってきて。ブレーキも右だけでかけないでくださいねって言われて。普通の自転車よりもブレーキが強くて、後輪が前に来ちゃうんで。でも楽しかったですね。景色もすごいきれいだったので。
志尊:景色がすごくて、ころころ変わるんですよ。海の景色になったり山の景色になったり、田んぼになったり、飽きないんです。動物がいたり、ここはどこだと思うくらい、北海道すごいなと。
――坂道の起伏は激しかったのでしょうか?
大久保:上って下りて、上って下りて。
志尊:ディレクターさん何も言わないんですよ。「この後、軽い坂あるから、そこだけ上って。先で合流しよう」、俺ら「は~い」みたいな。上っていくんですけど全然上り坂が終わらない(笑)。
根岸:曲がったら下るんだろうなと思ったら、また(上に)行くんですよ。
大久保:でもその時の達成感はすごかった。
志尊:でもこの二人(志尊&大久保)は、「そろそろ止まる?」「もう降りる?」「押して歩こうよ」って話してて。「押して歩いてもいいからね」って言われてたんですよ。
押して歩く姿も見たかったんでしょうね。だけどこいつ(根岸)が、「行くぞ! おまえらそんなもんか!」っていきなり生き生きし始めて。「1回休憩しない?」って言ったら、「1回休憩したら終わりだよ!!」って。ずっとその繰り返しで。「おまえら体力ないからだ」と。
大久保:でもその後の下り坂が天国みたいな。
志尊:最高だったね。
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