帰宅した東郷は、自分が父・智宏(利重)の愛人の子であると打ち明けた。実母の入院をきっかけに引き取られてから親戚の間で肩身の狭い思いをするなか、守ってくれた静のことを慕っていた東郷。
静のためにも跡取りとして頑張ろうと思っていたが、ある日、実母の墓参りで、静が「東郷を生んでくれてありがとう…もっと早く死んでくれたらよかったのに」とつぶやいているところを見てしまった。「残酷で、平気で人を傷つける」という静の本当の姿を知ってしまったのだ。
「俺には本当の家族がいないんだ」と涙ぐんだ東郷のことを、綾華はぎゅっと抱きしめ、「大丈夫。私がいるから」と言った。
さらに心が近づいていく2人。「社長と呼ぶの、やめろ」と言って照れくさくて自室に飛び込む東郷と、呼び方を練習する綾華もかわいい。ただ、素直になれない本人たちとはまた別の原因からも2人の距離を接近させてはくれない。
綾華は、仕事でミスをした後輩の責任はマネジャー代理の自分にあり、後輩が辞めるよりも自分が辞めた方がいいだろうと考え、それを東郷に打ち明けた。社長としての視点と、綾華が仕事にやりがいを感じていることを知る東郷は、話の流れで「俺たちは本当の夫婦じゃない。たった1年の契約結婚なんだ」と言ってしまう。
ここにきて“契約”が重くのしかかる様子がもどかしい。さらに、ラストでは、静と神山が会い、「今の倍いただけたら、すぐ落としますよ」という場面が映し出された。
キュンが増す2人に暗雲が垂れ込める展開。タイトル略称の「#王ささ」がTwitterのトレンド入りする反響となり、「王ささ最高すぎた」「今日もキュンをありがとう」の一方、「神山くんとお義母様に繋がりがあったとは驚いた」「神山くんが悪者っぽいの何気に衝撃…」などの感想が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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