東方神起ユンホ、ピュアな存在感を放ち続ける“男神” 青年実業家役で6年ぶりドラマ出演

何年たってもピュアな存在感を放つユンホ

ユンホは、映画化もされた主演ラブコメ「あなたを注文します」放送後の2015年7月より兵役のために芸能活動を休止。1年10カ月後の2017年4月に除隊すると、今度は触れた相手の心が読める特殊能力を持つ大学生役でドラマ「メロホリック」に主演し、さえない大学生ルックも披露。ラブコメだけでなく、ヒロインに付きまとう謎の男が登場するなどスリラー要素もあり、これまでと違う魅力でファンを喜ばせた。

その後、ユンホに続いて、東方神起のもう1人のメンバー・チャンミンも兵役を終えたため、2018年に8枚目のアルバムを発売。同アルバムは、活動休止をしていた東方神起にとって約4年ぶりのアルバムとなり、HANTEOチャートなど韓国国内のアルバムチャートだけでなく、iTunes総合アルバムチャートでも全世界13地域で1位を記録し、人気の高さを証明した。その後、しばらくの間はソロ活動も含めて音楽活動に専念していたが、2023年には6年ぶりにドラマに復帰。「私たちの人生レース」で、大手広告代理店から独立した広告代行店の若き社長を演じている。

驚くべきことは、彼が演じるドンフンのピュアさだ。歌手デビューして19年、俳優デビューして14年たつにもかかわらず、劇中のユンホはいまだにすがすがしい。主人公にぶつかってしまった直後の対応、プレゼンに臨む姿、その後、無理難題を古巣の大企業にふっかけられた際の表情など、全てにおいてピュアなのだ。ピュアさとは経験を詰めば詰むほど自然と薄れていくものだと思うが、彼はずっと持ち続けている。「野王」ではその純粋さが悲劇につながったが、今回のドンフンではどうなるのか、注視していきたいところだ。

「私たちの人生レース」(全12話)は、毎週水曜にディズニープラスのスターで配信中。

◆文＝及川静