【漫画】予想を裏切るキャラが続々登場、53歳男性が初めてオフ会に参加する話に「素敵な話で思わず泣いた…」の声

2023/05/26 10:00 配信

芸能一般 インタビュー

飽きのこない展開で描かれる『53歳でオンラインゲームをはじめて、人生初のオフ会に参加する話』に思わずほっこり画像提供/直正也さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、“オフ会でゲーム仲間と初対面する様子”を描いた漫画『53歳でオンラインゲームをはじめて、人生初のオフ会に参加する話』をピックアップ。

漫画家の直正也さんが、2023月3月21日に本作をTwitterに投稿したところ、5万件以上の「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では、直正也さんに作品のこだわりポイントやお気に入りのシーンなどについてインタビューをおこなった。

初対面で驚愕…想像とは違う人達が続々と登場

『53歳でオンラインゲームをはじめて、人生初のオフ会に参加する話』(1/19)画像提供/直正也さん


「MAKOTO」というプレイヤー名で最近オンラインゲームを始めた53歳の池田誠は、ゲーム上でしか話したことがない仲間たちと“オフ会”で初めて会うことに。中でも「蒼」という人物は、池田がゲームを始めた時からずっと気にかけてくれた一番仲の良い存在。池田は蒼に対して、クールで優しくて“大人っぽい”という印象を持っており、どんな人なのかワクワク気分で対面を心待ちにする。

そして、そこに現れたのは1人の少年。彼が「蒼」本人だと知り、池田が驚くと「こんなガキでガッカリしました?」と蒼は不安げな表情を浮かべる。しかし池田は「いえ!びっくりしましたけど 私蒼さんに会えてとても嬉しいです!」と告げ、2人はすぐに仲良くなるのだった。

その後、ずっと敬語口調の池田に対して、蒼は「無理に敬語使わなくていいですよ」「いくらゲームを先に始めたと言っても オレまだこんなガキだし 世の中じゃMAKOTOさんの方がずっと先輩ですから」と発言する。しかし「私はゲームの中と同じ言葉でお話したいです」と笑顔で自身の想いを語る池田。年齢を気にせず、普段通りの話し方で接してほしいという池田に、蒼も「わかった」と答え、2人の距離はより縮まるのだった。

そうこうしている内に、「夢メロ子」という名で女性キャラをプレイしている男性も登場。てっきり女性かと思っていた池田は再び驚くが、蒼と一緒に彼のことも快く受け入れる。

そして次に集合場所へとやって来たのは「ポテチ大好き」。普段ゲーム内ではいつも明るく、ムードメーカー的存在だが、実際に池田たちの前に現れたのは、どこか暗い雰囲気を醸し出す男性だった。そしてその男性はなぜか突然泣き出してしまい――。

ゲーム内のキャラとはかなりギャップのある人達が次々と登場し、飽きのこない展開が描かる本作。最後には心温まるような感動シーンも描かれており、ネット上では「登場キャラが全員優しくて、すごくほっこりした」「どんな人でも仲間として受け入れるストーリーに感動した」「素敵な話で思わず泣いた…皆良い人たちで最高のオフ会だね」など称賛のコメントが寄せられていた。

こだわった点は「なるべく続きが気になるように描くのを心掛けました」

『53歳でオンラインゲームをはじめて、人生初のオフ会に参加する話』(14/19)画像提供/直正也さん


――『53歳でオンラインゲームをはじめて、人生初のオフ会に参加する話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

Twitter漫画を描こうと思った時に、オフ会って題材的によくあるし、描いてみたいなと思って描きました。ゲームで仲がいいから普段仲良くならない人とも仲良くなれるんだろうなとか、年の差もあったりするんだろうなと想像して描きました。

――本作では、見た目や年齢に関係なく、どのような人でも素直に受け入れて、メンバー同士の絆が深まっていく様子に心が温まりました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

現実とギャップはあるけど、本質はゲームの中と変わらないようにしようと思って描きましたね。あとオフ会メンバーが一人ひとり出てくるところでは、なるべく続きが気になるように描くのを心掛けました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

MAKOTOさんのセリフの「いえ、私はゲームの中と同じ言葉でお話したいです」って言うシーンですかね。

――普段作品のネタ(ストーリー)はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

普段は小説、映画、漫画などを読んだり観たりして、自分が好きだなと思った題材や展開とかをメモしたりしてますかね。あとはTwitter漫画の流行の題材とか、人気キャラの傾向とか、気にしたりはしてますね。散歩中にふとネタが思い浮かぶことの方が多いです。

――直正也さんの描く作品では「人は外見が全てではない」ということに改めて気づかされたり、各キャラクターの性格などもしっかり描かれている印象を受けます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

あまり絵が上手い方ではないので、読んだ人にこのシーンはどう思ってほしいのか考えて描くようにはしていますね。例えばこのシーンは「カッコイイ」って思ってもらいたかったら、そう思ってもらえるような表情だったり、画面構成にしようと心がけています。伝わる絵を描くようにはしています。

――今後の展望や目標をお教えください。

自分が好きな作品で売れる漫画を描こうって思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

これから先も自分が面白いと思う漫画を描いていくので、読んで「面白い」って思ったら信じてついてきてください!日々漫画作り頑張ります!