高杉真宙「幼なじみの女の子との恋愛は“憧れ”です(笑)」

2017/07/03 15:58 配信

映画 インタビュー

映画「逆光の頃」で主人公の高校生・孝豊を演じる高杉真宙


――今回演じた孝豊は、どんな男の子ですか?

普通に見えるけど、変な子という印象を抱きました。自分では普通だと思っているんですよ。周りにすごく輝いている人たちがたくさんいて、自分もそうなりたいと憧れている。

そこが孝豊っぽいところなのかもしれません。単純に見ている分には普通の子に映るかもしれないですけど、僕はクセのある子だなと思いながら演じていました。

――お芝居の“波”で言うと平坦な感じがしましたけど。

そうなんですよね。何となく淡々と過ぎていくというか、孝豊のキャラクターは周囲の人たちや流れに乗っていくようなイメージがありました。

――京都を舞台に展開される物語の印象は?

原作の漫画を読んだ時から独特の空気感があるなと思っていて、すごく好きな話です。正直なところ、雰囲気がしっかり作り込まれた作品だったので、実写化した時にうまく伝えられるかなという不安がありましたけど、小林監督が作ってくれる道筋をたどりながら、孝豊というキャラクターを精いっぱい演じました。

京都での撮影は約2カ月ぐらい。京都で生まれて、学生時代を過ごすことができなかった自分が悔しくなるぐらいすてきな土地でした。それぐらい、京都のことが好きになったし、これからも機会があったら何回でも行きたいですね。

――何か新しい発見はありましたか?

京都は、修学旅行で行ったという思い出しかなかったので、見るものすべてが新鮮でした。今回は、しっかりと見る時間があってうれしかったです。特にどこかへ行くという目的を持たず、街並みを散歩するのが気持ち良くて。

風景もきれいですから、知らない街の路地に入ってみたり、電車に乗ったりと、ちょっとした冒険みたいで面白かったです。

――以前と比べると、外に出るようになったんですね。

昔は、地方で撮影があっても、漫画喫茶ばかり行っていましたもんね(笑)。そういえば、京都では行かなかったです。漫画は買って読んでいました。

――あ、結局漫画も読んではいたんですね(笑)。

はい(笑)。結局欲しくなっちゃうから、買った方が早いかなって。京都を散策しているときも、漫画を読んでいるときも、僕にとっては有意義な時間。楽しく過ごすことができました。