ついにビートルズが来日し、みね子が働く赤坂も大いに盛り上がっていた。
そんな中、急に柏木(三宅裕司)があんみつを振る舞ってきたので、鈴子(宮本信子)が疑いの目を向けると「弁当作りを安請け合いしてしまった」と白状する。公演の警備員600人分を用意しなければならないのだという。
公演前夜、あかね坂商店街総出の赤飯作りが始まる。柏木堂の親子と福翠楼の夫婦、あかね荘の住人たち、さらには滞在中の宗男がすずふり亭に集結。
米が蒸し上がるのを待つ間、省吾(佐々木蔵之介)が宗男に「戦争中はどこにいたのか?」と尋ねる。そこで語られた戦争体験は、ビートルズへの思いにつながるものだった。
すると、島谷(竹内涼真)は宗男の熱い気持ちを知り、ある行動に出る。公演初日、宗男の妻・滋子が突然すずふり亭に現れる。慌てて逃げようとする宗男に、滋子は意外なものを手渡す。
お祭りのような日々が過ぎたある日、向島電機・乙女寮の同窓会が開かれることに。省吾の心遣いで貸してもらったすずふり亭で、みね子が待っていると、時子(佐久間由衣)と澄子(松本穂香)、豊子(藤野涼子)、幸子(小島藤子)、優子(八木優希)ら寮の仲間たちがやってくる。
主人公・みね子の叔父・宗男を好演している峯田は、2016年には「奇跡の人」(NHK BSプレミアム)で主演を務めるなど、近年は俳優として幅広く活躍している。
今作では若干…というか、かなりちゃんぽらんで変なおじさん(だっふんだ!)を演じているけども、“本職”はパンク・ロック・バンド「銀杏BOYZ」のメンバーという硬派な男だ。
本作で演じる宗男について、峯田は「宗男は明るいですし、居るだけで面白い人です。でも、若いころに戦争体験があるという“裏打ち”があっての宗男の生き方なので、演じがいがありますね」と、先日の取材で語っていたっぺ。
久々の登場でもコミカルなやりとりを繰り広げた、人生の“相棒”については「山崎さんとは初めてお会いしたんですけど、(あるシーンの撮影中に)ずっと涙を浮かべていて、すごい方だなと思いました。宗男と滋子は、ほほ笑ましい夫婦ですよね」と脱帽しつつ、ほっこりしているんだと。
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