<King & Princeる。>何事にも一生懸命に向き合うメンバー5人の奮闘と、その人柄が最大の魅力

2023/05/22 20:10 配信

バラエティー

King & Princeのバラエティ番組


「運動神経No.1は誰だ!?ガチンコスポーツ対決!!」にもあるように、King & Princeで一番モテる男を決定する「モテKing & Prince」選手権でも、バラエティに富んだ対決をしてきた。岸が扮する岸子をパートナー役に据え、「ジャンピングソファ対決」ではメンバーが岸子バックハグするなど胸キュンと笑いが混在する一幕も。

また、季節ごとにファッションセンスを競う「おしゃKing & Prince選手権」では、メンバーが考えたコーディネートで対決。ここでも岸子が大活躍。メンバーが選んだ洋服を着こなしたほか、服の色とウィッグによって“一日だけ人間になれたカッパ”が爆誕。単なるファッション対決に終わらないのがキンプリ流。

メンバー同士の対決やチームの連携プレーと並んで、個々での奮闘も多数。神宮寺は苗字にちなんで「神宮寺勇太の神宮寺巡り」と題して寺社仏閣を訪問。時には脚のしびれで動けなくなったことも。岸は「岸優太のいきなりタロット」と題してタロット占い師・KIROTTO先生に扮してゲストを占ったことも。髙橋海人の韓国アート留学では、踊って描くアートパフォーマンスに挑戦。わずか3時間の練習で本番を迎えるなど、絵とダンスを得意とする高橋ならではの企画だった。クールな印象の永瀬は、「社会勉強の旅」に出かけ、消防官の仕事に体当たり。スタジオで「僕にはヒーローに見えた」と振り返るも、劇団ひとりから「なんか今、カッコつけてる?」とのツッコミによって笑いが生まれた。

そして、番組によっては天然キャラに映ることもある平野だが、手水マナーが完璧だったりロケ先等で率先して挨拶をしたりとしっかりした一面も。そして数々の伝説で視聴者を驚かせたのも平野。寸勁という見事な瓦割から、薪を手で裂き“村のバケモノ”が爆誕するなど、最後の最後までパワフルに伝説を残した。「ゴールデン2時間スペシャル~1泊2日!!最後の5人旅」では、5人旅のわちゃわちゃ、伝説から大輪の花火まで、彼らが愛おしくなる場面が収められている。

冠番組らしく、新曲リリースにあたっては、番組でパフォーマンスを披露するなど、スタジオでの対決から街や自然に飛び込む体当たりロケ、料理、音楽などジャンルは幅広い。チーム戦からソロまで様々な企画を通して、彼らの優しさ、たくましさ、礼儀正しさなどが感じられた。

VTRではメンバーの奮闘ぶりに「行け!行け!」と応援し、ロケ先やスタジオでは「いただきます」「ありがとうございます」「お願いします」などの挨拶が聞こえきたのも印象的。岸が劇団ひとりからジャケットを貸りた場面では、画面には映らないもののメンバーの「ありがとうございます」が響いた。番組が拡大していったのには、そんな彼らの人柄も大きかったのではないか。メンバーの奮闘ぶり、ユニークな言動もさることながらさりげない礼儀正しさも番組の気持ちよさにつながっていた。

好奇心とチャレンジ精神に満ちた、アイドルならではの笑いで土曜の昼を彩った「King & Princeる。」。メンバー全員が目の前のお題に対して一生懸命に挑む姿が清々しく、奮闘に感動したり腹を抱えて笑ったり。ポンコツっぷりからカッコいい姿まで、視聴者に楽しい時間を届けた約2年。King & Princeが作り上げたバラエティの世界に、改めて触れてみてはいかがだろう。