乃木坂46・生駒里奈らが東京Dライブ決定で涙、そしてヒム子とコラボ・・・サプライズ連続の神宮公演2日目レポ!

2017/07/03 15:04 配信

アイドル

17thシングル「インフルエンサー」が売り上げ累計100万枚を突破するなど、勢いが止まらない乃木坂46が7月2日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2017」の2日目公演を開催。4万人のファンを前に、全国ツアーのファイナルとして11月に東京ドームでの2デイズ公演を開催することを発表した。

ライブのトップバッターは“初神宮”の3期生から!


緊張すると涙を見せがちな大園桃子(中央)も終始笑顔。その左右に立つ久保史緒里、山下美月も新鮮な魅力でアピール。


前日に続き、グループ入りした“期ごと”にブロックが分けられた構成となったこの日のライブでまずステージに立ったのは、全国ツアー初参加となる3期生の12名。MCを担当した梅澤美波は「まさか初めて立つ神宮で、私たち3期生がトップバッターを務めさせていただくなんて想像もしていなかったのですごく緊張しています」と初々しくあいさつ。3期生としての単独曲「三番目の風」、「思い出ファースト」のほか、グループのデビュー曲「ぐるぐるカーテン」など8曲を歌い上げ、新鮮な魅力を振りまいた。

さすがの表現力!2期生が安定感抜群のパフォーマンスを披露!


“期ごと”構成の今回のライブでその存在感を大きく見せつけた2期生。力強さとしなやかさでファンを魅了した


2期生ブロックは、加入からわずか半年で堀未央奈が選抜メンバーのセンターに大抜擢された7thシングル「バレッタ」からスタート。続く「気づいたら片想い」のパフォーマンスが終わると、ピアノのインストをバックにメンバーがこれまでの思いを吐露する場面が展開した。「私たち2期生は先輩たちの存在がすごく大きい壁のように感じましたが、このまま坂を上っていくのだと信じていました。しかし、(堀のセンター、続く北野日奈子の選抜入りから)約1年半後の秋、13枚目シングルの選抜発表…」(北野日奈子)、「そこで私たち2期生の名前は誰一人呼ばれることはありませんでした。―中略―今日、2期生が11人でこのステージに立てることにすごく意味があると思っています。少しでも何か感じ取ってくれたらうれしいです」(新内眞衣)と神妙な語りが続き、“辛くて悔しい日々を過ごした時の曲”として「嫉妬の権利」を披露。熱い思いをファンにぶつけ喝采を浴びた。

普段はややクールな鈴木絢音や新内がこれまでの経験を振り返って涙を見せるなど珍しい場面もあったが、2期生きっての“回し上手”伊藤かりんが「ちょっとしんみりしましたけど、ライブなので皆さん楽しみましょうね!」と盛り上げ、「そんなバカな…」「ボーダー」など硬軟交えた楽曲で魅了。最後は昨年リリースされた2ndアルバムのリード曲で、ファンからの支持も厚い「きっかけ」を安定感抜群のパフォーマンスで披露し、約4年間の活動の中で磨かれた表現力を遺憾なく発揮した。

1期生・生田絵梨花が2日目から参戦!


グループ初期に多くのファンを獲得したと言われる「制服のマネキン」。当時よりも表現力が格段にアップしており、圧巻のパフォーマンスで魅了!


1期生ブロックは生駒里奈がセンターを務めた4thシングル「制服のマネキン」の力強いパフォーマンで幕開け。帝国劇場で上演されている「レ・ミゼラブル」に出演したため前日のステージには立てなかった生田絵梨花がセンターを務める「ダンケシェーン」や「転がった鐘を鳴らせ!」などのアップチューンが続き、中盤には西野七瀬、伊藤万理華、井上小百合らによる「他の星から」ほか、衛藤美彩、白石麻衣、高山一実、松村沙友理が歌う「意外BREAK」などユニット曲のパートに突入。

17thシングルのアンダーメンバーがステージに立ち、5月にリリースされた3rdアルバム収録曲「君が扇いでくれた」のパフォーマンスが終わるとサプライズの緊急告知が。「アンダーライブ九州シリーズ」の開催(10月)と、アンダー楽曲だけを集めたアルバムが今秋リリースされることが発表され、先のアンダーライブでセンターを務めた渡辺みり愛は「なんで泣いているのか分からない…」と笑顔を見せながらも瞳を潤ませていた。

ヒム子コラボ&東京ドーム公演発表などサプライズ連発!


【写真を見る】「インフルエンサー」でWセンターを務める西野七瀬と白石麻衣も公式おねえちゃん(?)であるヒム子の登場に思わず笑顔に!


最終ブロックは全メンバーが参加。今年5月にリリースされた3rdアルバムの収録曲で、3期生を含めた全員が初めてレコーディングに参加した「設定温度」や最新シングル「インフルエンサー」のほか、「ガールズルール」「夏のFree&Easy」「太陽ノック」など夏曲で畳みかけライブ本編のクライマックスに。3rdアルバムのリード曲「スカイダイビング」では、神宮ライブの恒例となっている花火が打ち上がり、梅雨時とは思えないほど晴れ渡った夜空を彩った。

アンコールパートの1曲目「インフルエンサー」では、パフォーマンス開始直後にステージ上手からメンバーと同じ衣装を着た怪しい人物が登場。6月28日に放送された「テレ東音楽祭2017」(テレビ東京)でも乃木坂46とコラボしたヒム子(バナナマン・日村勇紀)の姿に観客はもちろん、メンバーからも歓喜の声が。ツアーの公式Tシャツでは収まりきらない太鼓腹を見せながら完璧なダンスを披露し、会場を一気に盛り上げた。

続く「シャキイズム」「オフショアガール」でさらに会場がヒートアップしたところで、ツアーファイナルとして11月に東京ドーム2デイズ公演が行われることを発表。AKB48との兼任時代に同会場のステージに立った経験がある生駒里奈は、「東京ドームってすっごい広いんだよ…そこにみんなでやっと立てるんだなって…このメンバーでやっとあそこに行けるんだと思ったらさ…(胸に)来るものがあるよね…」と涙をこらえながら言葉を紡ぎ、キャプテンの桜井玲香も「去年からちょっとずつ、メンバーが『東京ドームにいつか立ちたいね』っていうのをいろんなところで言えるようになって。それって自分たちにちょっとずつ自信が持てるようになってきている、そういう自分がどこかにいるって感じてるから言えるんだろうなって思っていたので…ここはもう怖いとか言ってられないですよね! 今日、めっちゃいい感じでスタートを切っていると思うので、ファイナルは『怖い』なんて言わずに、皆さんを楽しませられるようにいいライブを作っていきたいと思います!」と力強く宣言。「乃木坂の詩」ではメンバーと4万人の観客による大合唱が起こり、さらにツアー初日としては異例のダブルアンコールとして「ロマンスのスタート」「ハウス!」も披露され、聖地・神宮のステージに幕が下りた。

グループ史上初となる“期ごと”の4ブロック構成によるライブは、各期の特徴とメンバーの個性が際立つセットリストと共に成功を収めた。ツアーはこの後、宮城・セビオアリーナ仙台、大阪・大阪城ホール、愛知・日本ガイシホール、そして初上陸となる新潟・朱鷺メッセで開催され、メンバーとファンが待望する東京ドームへと続いていく。

取材・文=大小田真

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