――品川監督はお笑い芸人や俳優、小説家とさまざまな分野で活躍しているクリエイターですが、細田さんも作り手側に興味はありますか?
めちゃくちゃあります。監督や脚本は、いつか挑戦したいと思っていて。今回も毎現場、品川監督の動きや演出の仕方、カメラ割の仕方は、余裕のある時に見させてもらっていました。連続ドラマの現場では、モニターが複数ある中でのテストの際に「自分だったらこのカットを使うな」と思いながら見ていて、本番で監督の選んだカットと答え合わせする、みたいなことをやったりするぐらい、作り手側にはすごい興味があります。
――近年は昭和時代を舞台にしたヤンキー作品がヒットしていますが、細田さん世代から見たヤンキー作品の魅力はどういったところにあると思いますか?
品川監督がおっしゃっていたことですごく納得したのが、“ヤンキーもののブームは10年に1回くる”という説で。確かに「ごくせん」(2002年、2005年、2008年、日本テレビ系)を観ていたときは年齢が一桁だったのが、「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)」のときは年齢が二桁になっていたなと。
また、学校にヤンキーがいることが当たり前だった時代にくらべると、やっぱり今は少なくなってきていて。そういった時代の変化もあって、ヤンキーがある種ファンタジックな存在になりかけているから、より魅力的に映るんじゃないかなと思います。
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