みちは、いつもは言葉にするのがへたで不器用な陽一が「許さないでいいから。それでもここにいてほしい」と頭を下げる姿を見て、戻ることに。体の関係があったわけではないが、自分と新名のことを話すことはできなかったが、「でもいまは目の前の日常を積み重ねていくしかない」と思うみち。
しかし、再び歩み始めようとしたその“日常”に驚きの出来事が待っていた。みちの前に、楓が現われてランチに誘った。驚くみちに、楓は「夫と浮気していますよね?」と迫った。
新名の浮気に勘づき、「一方的に俺が彼女に対して精神的な支えを求めてしまったんだ」と打ち明けられた楓は、新名がどうしても消すことができなかった水族館の写真から、みちが相手だと気付いたのだった。第5話でみちと楓は、あいさつを交わしていた。
物語の前半、陽一の浮気相手である三島(さとうほなみ)は、陽一が浮気をみちに告げてしまったことに対し「自分の心に刺さってた“くい”抜いて、代わりに奥さんにそれ刺しただけでしょ。それで奥さん、いま血、流しているんですね。奥さんに刺さったその“くい”どうなるか分かります?女は痛みが消えるまで黙って耐えるほどバカじゃないから、今度はそれ、不倫相手の女に突き刺すんですよ」と言った。そして、「不倫は妻を変える」と続けていた。
それを思い返させる状況となったが、視聴者を戦慄(せんりつ)させたのはその後の次回予告映像だ。約15秒間、みちと楓が無言で向き合ったまま、BGMもなかった。
この次回予告のインパクトは大きく、SNSには「無言予告痺れた」「来週の予告がホラーすぎ」「次回予告史上1、2を争う怖さの無言予告」「来週まで待てない」といった声が寄せられた。また、2組の夫婦を通して心の浮気と体の浮気を考える意見も多数上がり、タイトルが国内&世界ともにTwitterのトレンド1位となった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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