――BLを撮影する?にあたり、参考にした作品や役者の方はいらっしゃいますか。
櫻井:「ドラマシャワー」の過去の作品を見させていただきましたが、正解でも不正解でも自分の中で滝沢和真像を作りたかったので、他の作品を参考にするというより、和真という人物に自分を当てながら役を作っていきました。
――高松さんはいかがでしょうか。
高松:僕も蓮という役を自分で作り上げたいという気持ちはあったのですが、演技経験が浅いので先輩の意見を聞きたいなと思って、超特急のメンバーで、ドラマ「みなと商事コインランドリー」(2022年、テレビ東京系)で主役を演じた(草川)拓弥くんに「このシーンはどういう気持ちで臨んだらいいですか」など、いろいろと話を聞きました。
――具体的に、どのようなアドバイスがありましたか。
高松:今回泣くシーンが多かったのですが、泣くシーン自体初めてで、普段も全然泣かないので困っていたんです。拓弥くんは、ト書き(台本に書かれたせりふ以外の動作や行動、心情などを指示した文章)に頼らない方が良いと、“ここで泣きます”というト書きに囚われすぎず、集中して役に入り込んだ方が良いよとアドバイスをくれました。
――実際に、涙を流すシーンの撮影はいかがでしたか?
高松:不安で本番ギリギリまでいろいろ考えて、感情を作るのに結構時間がかかってしまったのですが、拓弥くんのアドバイス通りに演じたら、涙を流せました!
――櫻井さんは、感情を作ることが難しかったシーンはありますか?
櫻井:僕は走るシーンです。一つのシーンを別の日に分けて撮ったり、撮る順番が違ったりすることがあったので、感情の差が生じないように気持ちを作ることが難しかったです。「一昨日どんな感情で走ったかな」とか「どんな表情してたかな」というのを考えながら走りました。
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