ウエディングプランナーとして仕事が充実している一方で、プライベートでは恋愛に奥手な輪花(土屋)は同僚から新しい出会いを勧められてマッチングアプリに登録。晴れてマッチングが成立し、やり取りが始まる。新たな出会いに期待をして、初デートに向かう輪花だったが、そこに現れたのはプロフィールとは全くの別の暗い男・吐夢(佐久間)。
見た目は平凡だけど、どこか異様な雰囲気に違和感を覚える輪花。時を同じくして、アプリ婚をした利用者を狙った連続殺人事件が起こり、吐夢が捜査線上に浮上するが、事件は意外な方向へと発展。そしてついに、魔の手は輪花にも迫るのだった。
最初にお話を頂いた時、自分と真逆のキャラクターの役が来て、とても悩みました。どこまでの表現をするか、吐夢にとって何が原動力なのか自分なりに考えて、内田監督と話し合いを重ねました。
役と向き合う時間をたくさん持ったからこその吐夢が出来上がったし、最終的には僕じゃないとできなかったんじゃないかと思うくらい自信が持てる永山吐夢像が出来上がり、うれしく思います。愛してあげたいキャラクターになっていると思います。
今の生活に近いものの怖さとか、人ってこんなつながりがあるんだとか、つながりがテーマにある作品なので、人を信じるとか、好きになるとか、そういうことも考えられるし、この映画を見て改めていろいろ思うことがあるとも思うので、そういった部分を楽しんでもらえたらうれしいです。世界一静かな佐久間が見られるので、自分のことを知ってくださっている方は、こういうしゃべり方もできるんだという意外なところも楽しんでいただきたいです。
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