生瀬勝久が“きゅん”“くん”を巡り、撮影スタッフと負けられない戦いを繰り広げる「『コタローきゅん』が言いづらいんです(笑)」

2023/06/03 18:05 配信

ドラマ

生瀬勝久が「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」を振り返る(C)テレビ朝日/「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第1話より

横山裕が主演を務めるオシドラサタデー「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第8話が6月3日(土)に放送される。

「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」とは?


同ドラマは、売れない漫画家・狩野(横山)と、狩野の隣に暮らす訳ありの少年・さとうコタロー(川原瑛都)が織り成すハートフルコメディの続編。原作は津村マミ氏。

第8話の放送に先駆け、同ドラマでコタローを“コタローきゅん”と呼び、溺愛している田丸勇を演じる生瀬勝久からコメントが到着した。

「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第8話より(C)テレビ朝日

生瀬勝久が困惑「僕と言えばカツラってどういうこと?(笑)」


――続編が決まった時の率直な気持ちを教えてください。

気持ちと言われると表現するには難しいですが、「あ、やるんだ!」というふうに思ったことは覚えています。

――続編があるということは前々から決まっていたのでしょうか?

「続編があるよ」といううわさ話がまことしやかにささやかれていたとかはないです(笑)。別の仕事現場へ向かっている途中に、マネジャーから「コタローまたやるみたいです」と教えてもらいました。そのあとに、2年ぶりの撮影だということに気が付き、「(川原が)大きくなったんじゃない? 大丈夫なの?」と大きくなった瑛都くんがコタローを演じられるのか、それだけが心配でした。

――成長された川原さんと実際にお会いした際の印象は?

身長はいくらか伸びましたが、顔は変わっていなかったです。僕はコタローの撮影に入る前に、「未来への10カウント」(2022年、テレビ朝日系)で共演していたこともあって、他の皆さんに比べて、瑛都くんの成長にはあまり驚きはありませんでした。話の設定自体も幼稚園児から小学生になっているので、僕が心配していた部分はわりとすぐに解消されました。

横山くんも(山本)舞香ちゃんも変わっていなかったので、むしろ僕が田丸を演じることができるかなとちょっと不安でした(笑)。髪の毛をちょうど伸ばしていたのでよかったです。

「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第8話より(C)テレビ朝日


――田丸のリーゼントは地毛だったんですね。

え!? カツラだと思ってたんですか?(笑)。(スタッフが笑いながら「生瀬さんといえば(「警部補矢部謙三」[テレビ朝日系]矢部謙三のイメージがあるから)カツラ…」とこぼす)僕と言えばカツラってどういうこと?(笑)。 

髪をたまたま伸ばしている時に、「コタローの続編があります」という話を聞いたので、「そのまま伸ばしておくよ」とコタローの撮影のために伸ばし続けていました。なので、田丸のリーゼントはカツラではなく、僕の地毛です。

――(笑)。現場に入られて、前作との違いなどを感じましたか?

前作も今作も楽しくお芝居ができたので、大きな変化というものはないです。続編となると、前作よりもはじけられるんです。最初は演じるキャラクターであったり、相手の芝居や作品の空気感など、探り探り演じることが多いのですが、続編はスタートからもう全てにおいてベースが出来上がっているんで、スムーズに撮影に入れた気がします。

――今作からコタローを見る方もいるかと思います。改めてご自身が演じられる田丸がどのようなキャラクターなのかを教えてください。

田丸勇というキャラクターは強面で、とにかく見た目が怖いですが、「人を見た目で判断してはいけない」という言葉を具現化したような男だと思っています。子どもが好きという部分を知るまでは、本当に正体の分からない人物です。

田丸のそういったギャップや内に秘める思いを、シーンごとにどのように見せるかが僕の中のテーマでもあるので、そういった工夫が映像にしっかりと乗り、皆さんの元に届いたらうれしいです。

「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第1話より(C)テレビ朝日