――撮影中に苦労していることはありますか?
ぶっちゃけてしまうと…、「コタローきゅん」が言いづらいんです(笑)。原作って漫画じゃないですか、田丸が漫画で発する「コタローきゅん」も文字なんです。脳内で自然に「コタローきゅん」を再生することはあったとしても、誰も「コタローきゅん」を声に出しては言ってないんです。
「きゅん」って言いづらいんで、よくNGを出しています。「すみません…。今コタローくんって言ってました」と言われて、「きゅんって言ったよ!」と言い返すようなやり取りを何度かしました。「きゅん」「くん」を巡って、僕とスタッフの方の間で、負けられない戦いが繰り広げられています(笑)。
――第1話では田丸とコタローによる名刺交換のシーンが印象的でした。そのシーンはどのように撮影されたのでしょうか?
何もプランはなく、その場でスタッフさんがどれだけ笑うかを基準にお芝居をしていました(笑)。大体僕は現場ではいつもそうなんです。スタッフさんがどれだけ喜ぶかに重きを置き、お芝居をさせていただいています。
また、瑛都くんも僕のお芝居に乗ってきてくれたので、さらにいいシーンになったんだと思います。そういう意味では前回は、子どもだった瑛都くんが、今作で、俳優としての「欲」と言いますか、こういうことをしたらキャラクターがもっとよくなるんじゃないかと、自分で考えるようになっていました。
――横山さんについてお聞きします。横山さんは撮影の合間に、ギターの練習をしているとのことでしたが、生瀬さんもご覧になったことがありますか?
関ジャニ∞の練習なのかな…? 空き時間にギターを弾いている横山くんの姿は何度か見掛けたことがあります。
とにかく横山くんは自分のペースを絶対崩さない人だから、うらやましいです。僕は人の顔色ばかりうかがっているので(笑)。相手がどういう気持ちでいるのかにしか興味がないので、誰にも何にも左右されない横山くんのマイペースさを少し見習いたいです。
――松島聡さんの印象を教えてください。
松島くんは、僕や横山くん、舞香ちゃん、そして瑛都くんの出来上がったチームワークや現場の雰囲気がある中に、前作の途中から、新しいキャラクターとして入ってきました。実際、とても緊張もするだろうし、リズムやテンポも慣れていない部分もあるだろうし、まだまだ探っている状態なんじゃないかなと思っています。
でも、彼自身はとても明るくて楽しい人なので、これからどんどん撮影現場の雰囲気やチームに溶け込んでいくはずなので、温かく見守りたいです。本当に怖いと思いますよ…、僕なんかとお芝居するとか(笑)。
――お話していても生瀬さんには「怖い」という印象は受けません。
僕は、本当に怖いです! 冗談ですけど(笑)。僕がもし松島くんの立場だとしたら、出来上がっているチームや撮影現場には行きたくないです。なので、松島くんや白洲(迅)くんはすごく頑張っていると思います。
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