実在のカルト団体によって引き起こされた事件に基づくサイコスリラードラマ「クリアリング 囚われの子供たち」が5月24日より配信スタートした。オーストラリアのディズニープラス初製作となり、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのミランダ・オットーらオーストラリアの名優が集結した本作の第1話をレビューする。(以下、ネタバレを含みます)
同ドラマは、オーストラリアで実在したカルト団体によって引き起こされた事件にインスピレーションを受けたJ・P・ポマーレの小説「イン・ザ・クリアリング」が原作。ディズニープラスのスターにて毎週水曜に新エピソードを独占配信中だ。
同作にはオーストラリアゆかりの名優が多数出演。映画「魔法使いの弟子」(2010年)、「アイ・アム・ナンバー4」(2011年)のテリーサ・パーマー、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのミランダ・オットー、「プロメテウス」(2012年)、「アイアンマン3」(2013年)のガイ・ピアースらが物語を盛り上げる。
教祖“エイドリアン”が率いるカルト団体では無垢な子供たちを誘拐、虐待し、身も心も支配する悪夢のような事件が起こっていた。そんな中、地元の少女が失踪したニュースを知った“フレイア”が、悲惨な事件を止めるため過去のトラウマと向き合い始める…という物語。
第1話で、物語は2つの展開を見せる。
ある日、13歳の少女・エイミーに声をかけられたサラという8歳の少女が、やって来た白いバンに連れ込まれる。バンが行き着いたのは、プラチナブロンドの髪で、そろいの服を着た少年少女が共同生活を送る場所。サラはアシャと名前を変えられ、髪もプラチナブロンドに染められてしまう。
もう一つの展開は、木々が生い茂った自然豊かな場所にある家で、息子のビリーと暮らすシングルマザーのフレイア(テリーサ)。過保護気味な彼女は食事を買いに出掛けた先で、地元の少女が失踪したニュースを知り、不安に襲われる。
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