橋本環奈が主演を務めるドラマ「王様に捧ぐ薬指」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。わたなべ志穂による同名漫画が原作の同ドラマは、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”綾華(橋本)と、業績不振の結婚式場を立て直すために好きでもない女性との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”東郷(山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディーだ。
WEBザテレビジョンは、同作でプロデューサーを務める橋本梓氏にインタビューを実施。橋本と山田をはじめとしたキャスト陣の印象や、撮影の裏話、今後のキーパーソンなどについて話を聞いた。
――視聴者の方の反応が沢山届いているかと思いますが、ドラマの盛り上がりをどのように感じていらっしゃいますか。
本当にいろんな世代の方が橋本さんと山田さん演じる最強カップルを喜んでくださっていて。徐々に反響も大きくなり、Twitterで呟かれることも多くなってきたので、話題になって良かったなと思っています。「画面が割れる!」など、全然想像していなかった表現で皆さんに反応いただくこともうれしいです。
――橋本さんと山田さんの、現場での印象を教えていただけますでしょうか。
橋本さんはすごくエネルギーに満ち溢れている方です。このドラマ以外にもたくさんお仕事が入っていてお忙しいと思うのですが、撮影の合間にずっと冗談を言ってスタッフを笑わせてくれたり、胸キュンシーンの撮影の後もすぐ現場を和ませてくれたり…。パワーや気遣いがすごいです。橋本さんが作ってくださっている良い雰囲気が、そのまま画面に表れていると思います。
山田さんは常に笑顔で細やかな気配りをされる方で、キャストの皆さんやスタッフのことをよく観察しています。胸キュンシーンの撮影では、カットがかかった後に監督や私のところに来て「ドキッとしましたか?」「こうやってみたんですけど、どうですか?」と私たちの意見を聞いてくださるなど、とても熱心に役に向き合われています。
――綾華と東郷のテンポのいい掛け合いもこのドラマの魅力だと思うのですが、他のシーンよりも入念にドライ(カメラ無しの始めから終わりまでのリハーサル)をして撮影にのぞまれているのでしょうか。
特に掛け合いのシーンだけドライに時間をかけるということはなく、お二人とも撮影前にそんなに話し合っているわけではないのに、ドライのときから息がピッタリ合っているんです。第一話の、綾華と東郷がキスをした後にうがいをしながら言い合うというシーンの撮影では、既にお二人の完成度が高すぎてびっくりしました! テンポや表情は台本に書き切れないのでお二人にお任せしているのですが、こちらが「こう演じてください」と伝えなくても、アドリブで良いテンポ感を作り出して表情豊かに演じてくださって。どのシーンも台本以上に面白くなるので、さすがだなと思います。
――綾華の初恋の人・神山役の坂東龍汰さんの現場での印象も教えていただきたいです。
坂東さんはすごく役とのギャップがある方で、本当に気さくな方です。私たちスタッフにも「今日は上半身が映るから鍛えてきました」とか、いろいろと話しかけてくださって、カメラが回っていないときはずっと喋っています。橋本さんともすごく仲が良いので、お二人で楽しそうにずっとお話しされている姿も印象的です。
――東郷の親友でもあり、秘書をしている“ハチ”役の森永悠希さんや、綾華の弟・陸役の長尾謙杜さんはいかがでしょうか。
森永さんが演じるハチは、東郷と綾華の間であの2人以上に出しゃばっちゃいけないけど、2人のノリに合わせて存在感も出していかなきゃいけないというすごく難しい役だと思うんです。森永さんは、東郷の理解者であり、親友でもあるということを短いせりふで表現されていて、すごいなと思いました。
長尾さんはとても礼儀正しくて、周りを見ている方です。長尾さんにはナレーションも担当していただいているのですが、ナレーションが初めてのことで、関西弁のインタネーションが残っていて最初は苦戦されていました。でも、ものすごく練習されていて、回を重ねるごとに成長されています。
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