オーストラリア出身の俳優、ミランダ・オットー。彼女の名前が世界に広まったのは、大ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング」の第2作と第3作に抜擢されたときだ。そこから早20年。出演最新作となるドラマ「クリアリング 囚われた子供たち」では“カルト団体の教祖”という難役を演じる彼女の魅力とは。(以下、ネタバレを含みます)
オーストラリアで活躍する俳優、バリー・オットーを父に持つミランダは、1967年生まれの55歳。2023年5月12日に黒いパンツスーツ姿の写真をInstagramに投稿した際、ファンから美しさが変わらないことに「あなたの秘密は?」とコメントがあり、「照明よ」とおちゃめに返しているが、美しくもあり、キュートさもあるのは彼女の魅力の一つだ。
カンヌ国際映画祭で新人監督に与えられるカメラ・ドールを受賞した映画「ラブ・セレナーデ」(1996年)で初主演を務めるなど、オーストラリアのドラマや映画で出演を重ねた後、ハリウッド作品に進出した。
ショーン・ペン、ジョージ・クルーニーら豪華キャストが出演している「シン・レッド・ライン」(1998年)、ハリソン・フォードとミシェル・ファイファー主演の「ホワット・ライズ・ビニース」(2000年)などを経て、2002年に大役を射止めることに。
2001年に公開された「ロード・オブ・ザ・リング」の続編に登場する、美しく勇敢な姫・エオウィンだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」は全3部作となるが、ミランダ演じるエオウィンは2作目の「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」と3作目の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のキャラクター。
同シリーズは、小説「指輪物語」を原作にしたファンタジー冒険物語で、強大な魔力を秘めた黄金の指輪を託されたホビットのフロド(イライジャ・ウッド)と魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)ら旅の仲間の過酷な物語が壮大なスケールで描かれる。
エオウィンは、ローハンという王国の王・セオデンの妹が母、ローハンの騎士が父で、「ローハンの白い姫君」と称えられる気高さと美貌の持ち主。主要な女性キャラクターがそれほど多くない同シリーズにおいて、エオウィンが人気を博したのはその美しさだけではない。
武芸に秀で、男装して戦いに参加する勇敢さ。さらに武勲もたてる。そんなエオウィンをミランダは魅力的に見せ、作品ファンから「可愛い」「美し過ぎ」といった声と共に「かっこいい」「強い女性で大好き」といった称賛の声が上がるほど、人気のキャラクターとなっている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)