情報番組「ZIP!」のお天気コーナーで共演している気象予報士の小林正寿とタレントでお天気キャスターのマーシュ彩。5月に上梓した小林の著書『しゃもじがあれば箸はいらない』では、そんな2人の対談が実現。間近で小林を見ているマーシュだからこそ知っている、小林の“ヤバイ”エピソードの数々が飛び出した。
──お互いの最初の印象を教えてください。
マーシュ彩(以下、マーシュ) 共演前は面識がなかったのですが、私が「ZIP!」のお天気コーナーに出演することが決まってから、プロデューサーさんに「小林さんは変わっている人」だと事前に聞かされていて……。「詳しくは会ったらわかるよ。くぼてんきさんと小林さん、見た目的にはくぼさんが変わった人に見えるかもしれないけど、意外と逆なんだよ」って。
小林正寿(以下、小林) 見た目と中身が逆っていうこと?
マーシュ はい。小林さんは見た目より変わっていてヤバい、っていう情報をもらっていました(笑)。
──実際に小林さんに会ってみて、印象はいかがでしたか?
マーシュ 初めて会ったときは、そこまで変わった人だなとは思わなかったんです。最初は真面目で本当に天気が好きな人なんだなって。それが日が経つにつれて徐々に「なにかおかしい……」という感じで(笑)。
小林 最初はマーシュちゃんも研修中だったからカッコつけていたのと、本性を見せたら一緒に番組をやりたくなくなっちゃうんじゃないかと、僕も気をつかっていたのかも。毎年、スケジュール帳を新調すると、必ず「クールな男になる」という目標を書いているんだけど、3月はまだその目標が生きているから、ちょっとクールな時期でもあって(笑)。
マーシュ クールな期間だったんですね!
小林 ただ、やっぱり人間はそう簡単には変われないよね。だから毎年、そう目標を書いているんだけど……。
──共演してみて、お互いに尊敬するところはありますか?
小林 マーシュちゃんは研修中の3月からずっと、すごくメモを取っていて、覚えが早いんです。吸収しようという姿勢がすごい。まだ21 ~22歳でしょう。僕が同じ歳のころはまだ気象予報士の試験も受けていないし、鼻水をたらしていたと思う(笑)。
マーシュ ありがとうございます!(笑)
──マーシュさん、小林さんの尊敬するところはありますか?
マーシュ やっぱり、コメント力ですね。お天気コーナーって尺調整みたいなところがあって、ほかのコーナーが押したりすると、お天気コーナーを短くして調整したりするんですけど、その時間内に自分の言葉でビシッと締めますよね。カンペも見ないで時間通りに終わらせるのは本当にすごいって、ずっと思っています。
──これまで、番組中にハプニングはあったりしましたか?
小林 きつねダンス(※注 プロ野球日本ハムのチアダンス)をやったときはマーシュちゃんに助けられたよね。
マーシュ お笑い芸人のきつねさんと一緒にきつねダンスをしたときですね。私たちもきつね耳のカチューシャをつけて一緒に踊ることになって。天気予報が終わるまでカチューシャを後ろ手に隠して、終わってからみんなでつけて踊る予定だったんですけど、小林さんは解説に夢中でずっと前に持ったままで……。
小林 天気予報が終わる直前にマーシュちゃんが気づいてくれて、なんとか映さずに済んだんだよね。危うくネタバレするところだった。
マーシュ きっと忘れているんだろうなって思って。それよりも、そのときの小林さんのきつねダンスのほうが事故でしたよ(笑)!
小林 それはその日のオンエア中に聞かされて、練習する時間もあまりなかったから……。
マーシュ 天気班のみんなでオンエアの合間に練習したんですけど、小林さんだけヤバすぎて怖かったです(笑)。
小林 どの部分を踊るかわからなかったから、全部練習したけど、全部は無理だって……。
──小林さんはダンスが苦手と聞いていますが、そんなにひどかったんですか?
マーシュ 動きが固くてなめらかさがまったくないというか……。小林さん、私が今まで見た人の中で一番ダンスが下手だと思います(笑)。面白くて好きではあるんですが、どこから直していいかわからないくらい、すごいダンスでした(笑)。
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