岡田将生と木村文乃がW主演を務める映画版が2018年初春に公開されるのに先駆け、木村文乃主演で8月よりTBS/MBSでドラマ化されることが決まった「伊藤くん A to E」。
原作は、数々のヒット作を生み出してきた人気作家・柚木麻子が2013年に発表し、自身初の直木三十五賞候補作となった同名恋愛小説。
ドラマで単独主役を担う木村が、4人の恋愛相談に腹の奥で毒を吐き、自身の再起を懸けた新作ドラマのネタに利用しようとする落ち目の脚本家という「毒女」を演じる。
容姿端麗だが、自意識過剰でクズの“痛男”伊藤誠二郎。そんな彼に振り回される女たちが抱く、恋心、いら立ち、嫉妬、執着、優越感という、誰もが一度は心に抱いたことのある“毒”が刺激的に鮮やかに描きだされ、予測不能でスリリングなストーリーに引き込まれていく。
このたび、本作の映画・ドラマのアートワークを、新進気鋭のアートディレクター・吉田ユニ氏が手掛けることが決定。
2016年に東京ADC賞を受賞、広告、CDジャケット、MV、装丁など国内外を問わず幅広いジャンルで活躍し、独自の世界観を発信し続けている彼女に、“伊藤くん”に振り回される女性たちの美しさ、彼女たちが抱く欲望=“毒”を表現してほしいと白羽の矢が立ち、今回のコラボレーションが実現した。
そして、彼女の手により、本作の世界観を1枚に凝縮したドラマポスタービジュアルが完成。さらに、吉田氏のアイデアがいかにして形作られていくのか、その撮影に密着した貴重なメーキング映像も公開された。
木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆ら豪華女優陣のさまざまな表情を引き出していく“吉田ワールド”は必見だ。
吉田氏は「今回のビジュアル制作に当たってコンセプトは、木村文乃さん扮(ふん)する脚本家が4人の女性(A~D)から恋愛相談を受け、それを元に脚本を描き、広がっていくストーリーなので、ドアを本に見立てて実際に制作し、そこから4人の女性、そしてこの物語のキーパーソンである伊藤くんが出てきているようなイメージで表現しました」明かす。
さらに「それぞれのキャラクターがしっかり出ていて実際にセットに入っていただいた時はとてもワクワクしました。ドラマの完成も楽しみにしています」と、ドラマポスタービジュアルの狙いを語り、これから手掛ける映画版ポスターへの期待も高まるばかりだ。
ドラマはTBSにて8月15日(火)より、MBSにて8月20日(日)より放送開始、岡田&木村W主演の映画は2018年初春に全国ロードショーされる。
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