見た目はクールで超カッコいいのに、ドジなミス連発の“愛され男子”たちの日常をハートフルに描くドラマ「クールドジ男子」(毎週金曜夜0:52-1:23、テレビ東京系)の6月9日放送の第9話で、五十嵐(瀬戸利樹)が、三間(桜田通)との小学生時代の思い出を振り返り、「小説家・五十嵐元晴」のルーツが明かされた。また、五十嵐の数々のドジも披露され、彼も立派な“クールドジ男子”である事を証明した。(以下、ネタバレを含みます)
このドラマは、同名の人気漫画が原作。ドジさえもクールにキメてしまう“クールドジ男子”たちが、運命の出会いを果たし、コンプレックスや将来への不安、仕事の疲れ、隠している承認欲求などの悩みを抱えながら、時にはお互いを支え合い、友情を育くんでいくストーリーだ。
公園で三間と偶然会い、彼が自分のことを覚えていてくれて嬉しかった気持ちを抱えて帰宅した五十嵐。風呂に浸かりながら、三間と過ごした小学生時代を思い返した。転校が多かった五十嵐は、積極的に友達を作ってこなかった。が、新たな転校先で、本をきっかけに同級生の三間と仲良くなる。三間は読書が好きで、この学校の図書室の、興味のある本は全て読んでしまい、現在は読みたい本が無いのだと告げた。将来、小説家になりたいと思っていた五十嵐は、「今、オトナだったら物語を書いてあげられたのに…」と残念がる。
それを聞いた三間は「何で今じゃダメなの?」と尋ねる。五十嵐は、親は忙しく、転校ばかりで友だちも居ない為、読んでくれる人が居ないのだと答えた。そして、三間に「書いたら読んでくれる?」ときいてみると、彼は「読む!」と笑顔で言った。
「じゃあ今から!」と、さっそく書こうとした五十嵐だったが、いざとなったら、全然アイデアが浮かばなかった。悩んだ末、三間を主人公のモデルにすることを思いついた彼は、「雰囲気が暗い、本を読むのが好き、クールだけどドジ」な人物が主人公だと三間に告げ、彼の事をもっと知る為に次から次へと質問をした。
「学べる事は全部本に書いてある」と思っていた五十嵐は、人についてはどの本にも載ってない、知りたければ、その人物と向き合うしかないと気づき、知っていく作業がとても楽しかった。五十嵐は、三間との出会いをきっかけに、友達付き合いを大事にするようになった。
三間への取材が完了した五十嵐は、アイデアが膨らんで良いものが書けそうな気がした。「楽しみにしてて!」と大ハリキリで三間に告げ、図書室を飛び出していった五十嵐。彼が去った後の机には、五十嵐のランドセルが…。五十嵐も充分、ドジだった。
この五十嵐の「処女作」は、約束通り三間に渡されたが、読んだ感想を告げようとした日に三間は発熱で学校を休んでしまい、その日が五十嵐がまた転校する日だった為、結局感想も伝えられず、ノートも返せないまま17年が過ぎてしまったのだった。
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