民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」にて、5月の月間動画再生数が3億5,877万回、月間ユーザー数も2,800万MUBと過去最高記録を更新したことが発表された。4月ドラマの1~3話の据え置き配信や200コンテンツを揃えたキャンプ特集の反響などが今回の好結果につながり、2023年3月に記録した月間動画再生数3億回を、わずか2か月で更新した。
記録更新の要因として、各局4月期ドラマの動画再生数が極めて好調に推移したほか、特番を含めたバラエティ番組の動画再生数の増加、リアルタイム配信のユーザー数拡大が挙げられる。特に、4月期のドラマ番組は、いずれも1話あたりの再生数の平均値が高くなっており、1月期と比較して、1話から3話までを最終回まで据え置いて配信するドラマが増加している。一般的にドラマ初回の再生数が多くなる傾向にある中、口コミやSNSでの反響で作品に興味を持ったユーザーが3話まで追いつけるようになり、放送回数を重ねるごとに再生数が伸びる、新しい兆候が現れてきている。
このほかの配信コンテンツでは、全国放送およびローカルエリアで放送されたキャンプ関連コンテンツ200本以上を集めた特別企画「TVerでキャンプ」を約3年ぶりに行動制限のなかったゴールデンウィーク期間に合わせて展開し、昨年9月に実施した「サウナ番組大特集」同様、大きな盛り上がりを見せた。TVerで配信を行う放送局数はさらに増加し、5月24日から「BS11」、5月25日から「BS12 トゥエルビ」の番組配信がスタートしている。
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